日本エンタメ

2025/11/08

【毎日がエンタメ】コラム #20 『地面師たち』は“三毛別羆事件”ドラマ化の伏線だった!? 命がけになるかもしれない新作ドラマの撮影

ネットフリックス 地面師たち 三毛別羆事件 ヒグマ 
Netflix
 
Netflixの大ヒットドラマ『地面師』第1話の冒頭シーンをリアルに思い出せる方はどれだけいるだろうか?
巨大なヒグマが登場し、ハリソン山中(豊川悦司)に襲いかかろうとするのだ。
 
本編とはあまり関係のないシーンだが、配信された当時、あのシーンが大根仁監督の次回作への伏線と気づいた視聴者はほとんどいなかっただろう。
 
まだ正式発表はされていないようだが、Netflixが 日本史上最大のクマ被害といわれる事件を映像化すると報道されている。
大正時代に起きた“三毛別(さんけべつ)羆事件”をモチーフにしたドラマで、『地面師たち』の大根監督が再びメガホンを取り、主演は山田孝之が務める。続報によればリリー・フランキーや山本耕史も出演するようだ。
 
なぜ正式発表前にこんな情報が飛び出したかといえば、BE:FIRSTのメンバーで俳優の三山凌輝の“復帰作”になるかもしれないからだ。
 



 
三山凌輝は今年4月に女性トラブルが報じられ、BE:FIRSTのメンバー・RYOKIとしては活動休止中。その後、女優の趣里と結婚し、第一子が誕生した。
その三山がNetflixドラマで仕事復帰するのではないか?
一部週刊誌が取材した結果、三毛別羆事件のドラマ化と三山の出演が明らかとなった。
 

 
関係者から漏れ伝わってきた話によれば、実際、大根監督は次回作を念頭に『地面師たち』でクマのシーンを撮影したようだ。
CG等の映像技術を駆使しているが、監督にとっては満足のいく仕上がりではなかったという。
 
もちろん、その反省を活かして新作に臨むはずだが、問題は北海道での撮影だ。
三山たちは12月から長期ロケのため北海道入りする。極寒の北海道は通常であればクマが冬眠する時期。ところが、実際の三毛別羆事件は12月に発生しており、日本史上4番目の被害といわれる札幌丘珠事件も1月中旬に起きている。必ずしもクマが冬眠しているとは限らないのだ。
 
関係者には「入山するときは大声を出す」「熊鈴をつける」などの注意事項も伝えられたようだが、今年の熊害事件の被害状況を考えると不安しかない。
 
三山はクマと戦う役だというが、まさかフィクションのつもりが凄惨なドキュメンタリーになったりしないか。ドラマの撮影で本物のクマが出てくることはないと信じたい。

執筆者プロフィール

児玉愛子(らぶこ)

           

韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。

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