日本エンタメ

2024/05/26

ある編集者のつぶやき #19 若手編集者との間に温度差を感じずにはいられなかった『マンハッタンラブストーリー』

自分が入社した2003年、『マンハッタンラブストーリー』というドラマに夢中になった。
 
話題作『白い巨塔』の裏番組で、視聴率はまったく取れなかったが、『マンハッタンラブストーリー』は宮藤官九郎脚本の最高傑作だと思っている。
あまりにも好きすぎて、コロナ禍のときにDVDを全部借りて見直したほどだ。やっぱり最高だった。
 
主演はTOKIOの松岡昌宏くんで、小泉今日子、松尾スズキ、船越英一郎も出演している。「文藝春秋」も出てきたりして、とにかく最高としか言えない。



視聴率は『白い巨塔』の裏で6~7%台を行ったり来たり。当時としては打ち切りレベルだったが、それでも全11話を見事に完走。放送しきったのだから、視聴者としては大満足だった。
 
そして宮藤官九郎脚本のドラマは、『タイガー&ドラゴン』と『ごめんね青春!』が僕の中での同率2位なのだ。
 
だが、同じくクドカン好きの24歳の若手編集者に『マンハッタンラブストーリー』を勧めたところ、視聴し終えた彼の反応は微妙だった。
「観ましたよ」とは言うものの、「観てよかったー!」という褒め言葉は決して出てこず、苦笑いしながら話題を変えられたのだ。
 
あの煮えきらない態度は一体なんだったのだろうか。
気にならなくもないが、それでも僕の中での最高傑作に違いない。
 

プロフィール

ある編集者

大学卒業後、大手出版社に勤務。
子供の頃から漫画が大好きだったが、いざ大人になると小説の編集にかかわり、多くの作品を世に送り出すことに。
ここでは思ったことを率直につぶやいてみたい。

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