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2025/01/24

ネコろんで読む英語コラム (36)海外メディアは日本の性加害問題をどんな英単語で紹介している?

英語コラム ネコろんで読む英語コラム
 
日本列島を揺るがしている大物芸能人の性暴力問題。ついに海外メディアも取り上げ始めている。
 
思えば、2023年の暮れからずっとこの性暴力スキャンダルが続いているわけだが、こういう派手な事件こそ英語表現を覚えるチャンスでもある。
 
というわけで、今回はいくつかこのスキャンダルにまつわる英単語を紹介しようと思う。



まずは「性暴力」という表現。
The Japan Timesの記事を見ると、sexual assaultとある。
性暴力やレイプはこの表現が一般的。ただし、タレント側が用いた「トラブル」という単語をあえて使ってsexual troubleと書いたりもしている。
 
守秘義務はconfidentiality、名誉毀損訴訟はlibel case。日頃はあまり目にすることも耳にすることもないような語彙だが、こういうニュースの時はバンバン出てくるので知っておくと今後もどこかで役に立つかもしれない。
 
男性アイドルグループは英語でboy bandという。
今回のスキャンダルで番組やCMを次々降板することになったタレントのことは1990s boy band star(1990年代のアイドルスター)と書かれている。
 
アイドルはidolから来ているが、idolの本来の意味は「信仰の対象」「崇拝の対象」「偶像」であって、いわゆるアイドル歌手やグループを指すものではない。
 
芸能界はshowbiz industryで、このshowbizとはshow businessのこと。元はスラングだったのが普通に使われるようになった。
日本語でもショービズとか言ったりするので知っている人も多いかもしれない。
 
ちなみに、「SUITS」というアメリカの人気ドラマがあるが、このsuit(s)は洋服のスーツではなく「訴訟」のこと。
名誉毀損訴訟はlibel caseともいうが、libel suitともいう。これも同時に覚えておきたい。

執筆者プロフィール

Yumi

English Boot Camp代表。英語発音コーチ、著者。東京在住の大阪人。
2010年に開設した英語学習者向けのYouTubeはチャンネル登録者数が19万人を超える。
小学生の時にゴダイゴのタケカワユキヒデのファンになり英語に興味を持つ。
思春期は洋楽(ロック)とアメリカ文化に傾倒し、いつしか英語を教えるように。
著書に『ネコろんで学べる英語発音の本』がある。タイトルからもわかるように大の愛猫家。

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