2026/04/05
ネコろんで読む英語コラム (63)小泉進次郎氏の“セクシー”発言から考える“セクシー女優”のセクシーさとは?
言葉を生業にしている身として非常に気になるのがカタカナ語である。
「すべてのカタカナ語を廃止せよ!」なんてラディカルなことを思っているわけではない。テレビ、インターネット、コーヒー、といった生活必需品はもう日本語にしようがないわけで、べつに言葉狩りをしたいわけではない。
ただ、とても嫌なのが、本質を隠すためにわざとぼんやりした表現にすり替えるメディアのやり方なのだ。
たとえば、売春のことを「援助交際」と言ったり。昨今では「パパ活」なんて言ったりするようだが。性風俗が絡んでくると直接的な表現を避ける傾向があるのはなぜだろう?
私が気になるのは「セクシー女優」という言葉。
かつては「ポルノ女優」と呼ばれていたものがいつの間にか「AV女優」に代わり、気付けば「セクシー女優」に取って代わられている。
英語のsexyは「魅力的な」「カッコイイ」という意味であって、決して性を売るという意味ではない。
小泉進次郎氏が環境大臣の頃、sexyという言葉を使って意味不明だと言われたが、ビジネスの世界では「有効性がある」という意味で普通に使われる。
ネイティブなら何ら違和感を持たない英語だったのに、日本人はsexyにネガティブなイメージを持っているがために誤解してしまったのだ。
インバウンドで英語の需要がますます高まっていくこの時代に、わざわざ誤った認識を植え付けるようなカタカナ語を使うのはやめてもらいたい。
メディアのみなさん、どうかよろしくお願いします。

小泉進次郎氏のInstagramより
執筆者プロフィール
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Yumi
English Boot Camp代表。英語発音コーチ、著者。東京在住の大阪人。
2010年に開設した英語学習者向けのYouTubeはチャンネル登録者数が19万人を超える。
小学生の時にゴダイゴのタケカワユキヒデのファンになり英語に興味を持つ。
思春期は洋楽(ロック)とアメリカ文化に傾倒し、いつしか英語を教えるように。
著書に『ネコろんで学べる英語発音の本』がある。タイトルからもわかるように大の愛猫家。
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