2026/01/11
ネコろんで読む英語コラム (57)映画『国宝』で気づいた! 渡辺謙のWatanabeはワタナビィ?

公式HP
映画『国宝』が海外でも話題になっている。
アカデミー賞のショートリストに入ったというニュースが飛び込んできたかと思えば、あのトム・クルーズがロサンゼルスで『国宝』の映画鑑賞会を主宰したというではないか。
ハリウッドで大きな影響力を持つクルーズが激押ししているというのだから、すごいことになりそうな予感がしないでもない。
と、こんなことを書いてはいるが、実は私はまだこの映画を観ていない。天邪鬼な性分なので、あまりにみんなが持ち上げるとちょっと斜に構えてしまうのだ。
それよりも私が気になったのはトムの渡辺謙に対する発言。
「Ken Watanabeは素晴らしい」とかつての共演者を褒めたたえるトム。その発音が耳に障ってきた。
“ケン・ワタナ~ビィ”と連呼するトム。
そうか、Watanabeは英語風に発音すると“ワタナ~ビィ”になってしまうのか。
語尾がeで終わる場合、英語では発音しないのがデフォルト。
たとえばmake、hate、nameなど。決してマケ、ハテ、ナメではない。
ところがこれが外国の言葉となると話は別。酒(sake)はサァキィに、karaokeはカラオ~キィになる。そう、最後のeは「イー」と発音するのだ。
というわけで、Watanabeもこのルールに則ってワタナビィになってしまう。
世界のケン・ワタナベではなく、世界の「ケン・ワタナビィ」なのだ。
ワタナビィだけだともはや誰のことかわからないではないか。せめて固有名詞くらい正しく発音してほしいと思いかけて、いやいや日本人だってコスコ(Costco)をコストコと言ったりしてるんだからお互い様かと思い直す私であった。
執筆者プロフィール
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Yumi
English Boot Camp代表。英語発音コーチ、著者。東京在住の大阪人。
2010年に開設した英語学習者向けのYouTubeはチャンネル登録者数が19万人を超える。
小学生の時にゴダイゴのタケカワユキヒデのファンになり英語に興味を持つ。
思春期は洋楽(ロック)とアメリカ文化に傾倒し、いつしか英語を教えるように。
著書に『ネコろんで学べる英語発音の本』がある。タイトルからもわかるように大の愛猫家。
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