韓国グルメ

2024/04/27

海外旅行で食べるべき“絶品グルメ” #8 参鶏湯よりも美味しい“焼き参鶏湯”(ソウル)

韓国に行くとよく食べる料理がある。それは“焼き参鶏湯”。
これは勝手につけた呼び名で、実際は“漢方 鶏の丸焼き(薪焼き)”になる。
 
珍しい料理ではなく、チェーン店開しているお店もあるぐらいポピュラーだ。

 
地元で人気の『チャムナラ スップルバーベキュー チキントンタク』
韓国グルメ 焼き参鶏湯 トンタッグイ 漢方 鶏の丸焼き 永登浦
 
見ての通り、店頭には薪が積まれていて、参鶏湯のように中にもち米等を詰めた鶏をここで焼いているのだ。

 
このお店は「永登浦区庁駅」前にあり、観光客が訪れるような場所ではない。
そのため、日本人はアウェー感が半端ないw
けど、たまには地元の人たちに混じって人気の料理を食べたい!という方にいいかも。



また、この駅は2号線だけでなく、5号線も通っているため、「金浦空港」まで25分ほどで行ける。
2号線からも5号線からも出口にはエスカレーターが設置されているのでスーツケースがあっても楽に地上に出られる。
しかも、どちらからの出口でもお店はほぼ目の前。
ソウル到着日、もしくは帰国日にでも楽に食べに行けるのだ。(※営業時間だけ要注意!)

 
観光客向けでないため日本語メニューはないけれど。
韓国グルメ 焼き参鶏湯 トンタッグイ 漢方 鶏の丸焼き 永登浦
 
一番上が名物の焼き参鶏湯なので、店員に伝えるのは難しくない。
ちなみに、最近は焼き参鶏湯も値上げして2万W(現在のレートで約2,260円)になっている。

 
元祖 鶏の丸焼き
韓国グルメ 焼き参鶏湯 トンタッグイ 漢方 鶏の丸焼き 永登浦
 
スープで煮込んだ参鶏湯と違い、コチラはローストしている。
私は鶏皮のプツプツした部分が苦手だが、薪でじっくりと焼いているので皮はパリッパリ。
あのブツブツとした皮がテロンとしている参鶏湯と違って、こちらは全体的に香ばしく、表面の食感も楽しめる。

 
中身は鶏肉の旨味がギュッと凝縮されている。
韓国グルメ 焼き参鶏湯 トンタッグイ 漢方 鶏の丸焼き 永登浦
 
もち米に鶏の旨味がしっかりと浸透していて、これが本当に美味しい。

 
じっくりと焼いているのにパサつきはなく、むしろジューシーに。
韓国グルメ 焼き参鶏湯 トンタッグイ 漢方 鶏の丸焼き 永登浦
 
表面はカリカリなのに、鶏肉自体はとても柔らか。外側と内側のギャップも魅力の一つ。
 
量的には2人で一つを食べるのがちょうどいいが、お一人様でも残した分はテイクアウトさせてもらえばいい。
店の人たちは皆、とても優しく、日本人にも好意的だった。
 
実は私が行った日は、酔った客が殴り合いの喧嘩を始め、警察が来るなどの大騒ぎになったが、人気店であることは間違いない。そんな事件さえなければ、安心して食事を楽しめるはずだ。
 

炭火バーベキューチキン丸焼き / (참나라숯불바베큐치킨통닭)
2号線5号線の「永登浦区庁駅」1番、7番出口から徒歩0分。<MAP

執筆者プロフィール

児玉愛子(らぶこ)

           

韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。

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