2025/03/05
ネコろんで読む英語コラム (40)なぜ「spring」が「春」なのか!?

「Spring has come.」
かつて、これを「バネ持って来い」と訳した人がいたらしい。
この文章の意味は「春が来た」で「has come」は現在完了形なわけだが、まぁ英文法の話はさておき、なぜ“spring”が春なのだろうと疑問に思うことはないだろうか?
私はある。というかあった(笑)。
そんなわけでspringの由来を調べてみた。
Springとは「突然飛び出る、飛び跳ねる、湧き出る」という意味で、春になると雪が解けて下から草花がぴょこんと姿を現したり、虫がぴょんぴょん飛び跳ねることから「春」という意味にもなった。
湧き出てくるから「湧き水」や「泉」の意味もあるし、バネも飛び跳ねるイメージ。単語はイメージすることで理解が深まるのだ。
結局のところ言葉ってイメージなんだなぁとつくづく思う。
人間がまだ猿に近かった頃、なんとか自分が思い描いているイメージを相手に伝えたいとあがいているうちに言葉が生まれたのではないか。
イメージを言語化することで具体性が増し、コミュニケーションの質が上がる。だからそれが日本語であろうと英語であろうと根本的なところは同じはず。みんな同じ人間だもの。
なんてことを春の陽気のなか愛猫を撫でつつ思ったりする私。
猫に限らず動物とも言葉で通じ合える日が来たらいいなぁ。
執筆者プロフィール
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Yumi
English Boot Camp代表。英語発音コーチ、著者。東京在住の大阪人。
2010年に開設した英語学習者向けのYouTubeはチャンネル登録者数が19万人を超える。
小学生の時にゴダイゴのタケカワユキヒデのファンになり英語に興味を持つ。
思春期は洋楽(ロック)とアメリカ文化に傾倒し、いつしか英語を教えるように。
著書に『ネコろんで学べる英語発音の本』がある。タイトルからもわかるように大の愛猫家。
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