韓国メイクで人気の“水光肌”。
若い世代だけと思われがちですが、大人の肌こそ艶があると顔が明るく、若々しく見えます。
光が肌の凹凸やくすみを自然に飛ばし、立体感を与えるからです。
 
けれど心配なのは、艶がテカって見えていないかどうか。
 
大人のツヤ肌で重要なのは「テカり」と「艶」の違いを知ること。

 
■テカり（油分の光）
・皮脂が溜まった部分が一点でギラっと反射する
・小鼻、Tゾーンなど、光が強く跳ね返る
・触るとベタつき、ファンデがヨレて見える

→「崩れている印象」につながる光

 
■艶（質感の光）
・肌全体が“面”でやわらかく光る
・水分量があるように見え、なめらかな質感を演出
・トラブルを飛ばし、立体感が生まれる

→「整っている印象」をつくる光

 
つまり、艶とは“水っぽい光のベール”、テカりは“油分の反射”。
大人が目指すべきは、油の光ではなく、質感そのものが美しく見える光です。

簡単にできる艶肌テクニック

1. 艶の出る下地を使う、または乳液と混ぜる

保湿力や艶感のある下地（美容液のようなテクスチャーの下地）を使い、手でやさしく薄くのせることで肌の質感を整えます。
また、普段の乳液やクリームと下地を少量ずつ混ぜてから塗ると、しっとり艶やかなベースができ、自然なツヤ感になります。これは、ベースが“硬くなりすぎて浮いてしまう”失敗を防ぐ工夫です。
 
2. ファンデはブラシでのせる

指だとカバー力が高くなりやすいですが、ブラシだと透明感の高い肌が作りやすいです。
ブラシでファンデを軽くとり、ぽんぽんと毛穴を埋めるようにつけていきます。
 
3. ハイライトは光が当たる部分に少しだけ

頬骨や上唇の山など、光が当たる部分にごく少量のハイライトをのせます。顔全体が明るく、若々しい印象になります。
大切なのはハイライトの質感です。ギラギラしたものではなく、上品に自然に光る質感を選びます。総じてハイライトはデパコスだと間違いがない印象です。
 
4. 白粉・パウダーは部分的に

小鼻やTゾーンなどテカりやすい部分だけ、ブラシで軽くのせると艶を残しながらテカリを抑えられます。全体に塗る必要はありません。
 
5. スキンケアは重ね使い

化粧水で肌をしっかりうるおし、乳液やクリームで水分を閉じ込めます。
頬や額など光が当たる部分に軽く重ね、仕上げに少量のオイルを指先でトントンとのせると、自然で上品な艶肌が完成します。
 
6. 最後は指で軽く押さえる

スキンケアの仕上げに手のひらで顔を包み込み、ハンドプレスをすることで、艶肌が作りやすくなります。

 
乾燥しやすいシーズンこそ、ぜひ試してみてください。