台湾グルメ

2024/09/06

《台湾コラム》中秋節に食べられるアレの意外な歴史

旧暦の8月15日は「中秋節」と呼ばれ、今年は9月17日がその日にあたり、台湾では祝日となる。
 
中秋節に食べられるものといえば…

 
月の形に似ていることから、月餅や卵黄の塩漬けを使ったお菓子。
台湾コラム 美美台湾 中秋節 月餅 卵黄の塩漬け
 
ホテル前にはホテルメイドの月餅と中秋節の飾り付け。
デパ地下や老舗のお菓子屋さんも中秋節ギフト一色になる。

 
台湾コラム 美美台湾 中秋節 月餅 柚子
 
こちらも中秋節にかかせない大きな柚子。(文旦だけれども台湾の人は柚子と呼ぶ)
グレープフルーツの酸味を少し抑えたような味。



そして忘れてはいけないのが焼肉
 
この中秋節に焼肉を食べるという習慣はここ40年弱の歴史らしく、台湾独特のもの。
聞くところによると、焼肉のタレを売る会社が中秋節商戦に乗っかり、「家族で焼肉を食べよう」と広めたのがきっかけなんだとか。
つい、日本の「バレンタインデーにはチョコレート」と広めたお菓子メーカーを思い出してしまった(笑)。
 
この時期になると、アパートの門の外で焼肉をしている家族をよく見かける。
台湾の友人曰く「普段は煙がすごかったりすると通報されるけど中秋節の時期は大丈夫。だって中秋節だから」だとか(笑)。
 
そういえば旧正月は、爆竹の音が昼夜問わずうるさくても「仕方ないよ、旧正月だもん」となるので、大きな行事ごとの時期は皆さん寛容になるのかも?
 

美美台湾(メイメイタイワン)
台湾在住9年のコーディネーター。
通訳や翻訳等の仕事をするかたわら、健康、美容、グルメ…台湾情報をジャンル問わず発信している。

執筆者プロフィール

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