2025/08/15
《藤田久美子の旅エッセー》カリフォルニア ワイナリー巡り 番外編【ブリックス】 ワイナリーが運営する絶景ガーデンダイニング
ブリックスはナパバレーのほぼ中心に位置しており、ワイナリー巡りのひと休みにも便利なロケーション。
食事ができるワイナリーはナパやソノマにたくさんあるが、その食事はワインとのペアリング有りきで提供されているものがほとんどだ。
食べ物とそのワイナリーで造ったワインの、いわゆるマリアージュを楽しむことに重きを置いたコースのみの提供となっていると思ってまず間違いない。
ここブリックスは、ワイナリーが運営する「レストラン」。主体がレストランだから、飲まない人も気軽に食事を楽しむことができるし、ワイナリーの運営だからワインのペアリングコースも、もちろん充実している。
ワイナリーのレストランであるにも関わらず、ボトルの持ち込みも可能という太っ腹も稀有である。つまり、近隣の他のワイナリーで買ったワインもフランスやイタリアのワインも、このレストランで飲めるのである。
レストランオーナーのワイナリー、ケレハーのボトル。日本では入手困難だ。ワインの持ち込み料は750mlで$30。
ケレハー・ヴィンヤードという家族経営のワイナリーが作ったこのレストランは、敷地内で収穫したハーブや野菜をふんだんに使ったカリフォルニア料理を中心に、生マグロ、エビ、カニなどシーフードのメニューも揃っており、アメリカの肉中心の食事に飽きた胃に優しい選択ができるのも嬉しい。ヴィーガンメニューも用意されている。
サイドメニューのトリュフ風味のマッケンチーズ$13(写真左端)は、とくにおすすめ。いくらでもワインが進む。
食事の場所は屋内・屋外を選択できる。
レストランの目の前には広々とした葡萄畑。ワイントレインが走る様子も遠くに見える。食後の庭園散策も楽しい。
野鳥の声が聞こえる自然豊かな土地に、手入れの行き届いた庭園と葡萄畑が広がっている。
■Brix Napa Valley<公式サイト>
藤田久美子
ライター・エディター・トランスレーター。トレンド誌、ビジネス誌の執筆、編集のほか、IT系を中心に翻訳者として活動。著書に「大事なことはみんなリクルートから教わった」(共著・ソフトバンク文庫)、「松本隆のことばの力」(集英社インターナショナル新書)など。
執筆者プロフィール
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