2025/07/04
【今日も感劇日和】あの人気ドラマがミュージカルに! 『梨泰院クラス』
ドラマ版は、コロナが始まった頃に夢中で観ていた記憶があって、「愛の不時着」よりも好きだった(笑)。
(もともとの原作はWEBマンガ)
もう5年も前の作品だから、すっかりいろんなことを忘れていたのに、幕が上がったらドラマ版のキャストの顔がイロイロ浮かんできたな。
あの超大作ドラマ(1話が1時間以上あり、全16話)を2時間半のミュージカルにどうまとめるのか?
とても興味深かったのだが・・・
・難曲揃いのセットリスト
・弾けるようなダンスナンバーの数々
・よく工夫されたセット
・モノトーンの舞台美術に映える衣装
・効果的に取り入れられた映像
と、丁寧に作り込まれていて楽しめた!
制作には、日・韓・米の実績のある方々が参加されていて、その実力が発揮されていると感じた。
ストーリーは当然薄くなってはいたけど、ドラマを見ていない初見の方たちは気にならなかったのでは?
役名・地名はもちろん韓国語。
ビールが「CASS」だったり、学生服の名札・店名・メニューなどがハングルで書かれていたり。
開演前、幕間、終演後、すべてに韓国語のアナウスも入って、一瞬「うん? ここはどこ?」と思ったりもした(笑)。
韓国や原作へのリスペクトが感じられた。
主要キャストのみなさん、雰囲気を原作のイメージに寄せていて、特にパク・セロイを演じた小瀧望さんや、チョ・イソ役のsaraさんは見事にイメージが重なった!
小瀧さんは演劇でもミュージカルでも観たことがあり、その実力はよくわかっていたので安心して観ることができた。
saraさんのイソもとってもチャーミングで、歌も安定していたし存在感があった!
驚いたのは、キャストの中に土井ケイトさん(マ・ヒョニ)や浅野雅博さん(セロイのお父さん)という、演劇界の実力派(歌もお上手)がいたこと!
お2人の安定感が作品に落ち着きを与えていたな。
ちょっと残念だったのは・・・
難曲が多いからか、デュエットやトリプルで歌う曲のハーモニーに「う〜ん・・・」となったものがいくつかあったこと。
最近、ミュージカル俳優たちの美しいハーモニーに浸る機会が多かったから、余計にそう感じてしまったのかもしれないけれど、このへんはもう少し時間が必要だったのかもしれない。
小瀧さんが人気グループの一員なので、劇場は若い女性がたーくさん!
みなさん、拍手もお上品。
ちょっと前に同じ劇場で、熱狂的な拍手や声援が送られてた『フランケンシュタイン』を観ていたから、不思議な感覚だった(笑)。
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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