2024/01/16
【今日も感劇日和】一体どうなの? 日本版ミュージカル『ベートーヴェン』
12月後半に、観てきました!
2月、ソウルで初めて観た時、幕間にミュー友さんたちと「う〜ん…」と唸った『ベートーヴェン』。

日本のキャスト見て「キャストの無駄使いじゃない?」と思った『ベートーヴェン』。
一体どうなる、日本版?と思っていましたが、初日を観たミュー友さんたちから「良かったよ〜!!」という感想が届き、期待がグーンと膨らみました。
韓国から日本に来るミュージカルは舞台装置がショボくなる傾向があるのに、今回の舞台装置、映像、照明、スケール大きいし美しいし、韓国版を周到していてまったく遜色なかったです。
お金かかってる〜、って(笑)。
この作品は、2人の愛の物語が中心で、話自体はコンパクト。
でも、韓国で上演した、芸術の殿堂も世宗文化会館も舞台がだだっ広くて、舞台装置や美術はやたら豪華なのに、間延びするというか注意散漫になるというか、そんな感じがありました。
でも、日生劇場のサイズだと2人の世界がギュッと集約され、パズルがピタッとハマったような感覚になりました。
海宝くん、小野田くん、晴香ちゃん、シュガーちゃん、無駄使いじゃない?って思ってしまったけれど、これは私の認識不足でした。
確かな表現力を備えた人が演じると、助演のキャラが引き立って存在感がグッと増すのです。
優しい人はより優しく、憎たらしい人はより憎らしくなっていて、どのキャストも文句なしでした(笑)。

すごいなぁ、井上芳雄さん!って、10回くらい思いました。
ワンキャストでこの役やるって、本当に大変だと思うけど、ガンガン歌っても怒鳴ってもびくともしない鋼の声帯(笑)。
しかも演技上手いし。
偏屈で自己中だったベートーヴェンが真実の愛を知って変化していく様を、自然に受け入れることができました。
失意の中から立ち上がっていくシーン、素敵でした!
そしてやっぱり、お花様(花總まりさん)のトニがいい!
オク・ジュヒョン様(韓国キャスト)が「子どもを捨てることはできない!」と言っても、いまいち説得力がないのですが、お花様が言うと「そうだよね〜。わかるよ」と思っちゃう(笑)。
花總さんのトニだから、ベートーヴェンは優しくトニを送り出せたのだと感じられたのでした。
お花様、歌声の進化も素晴らしかったなぁ。
『ベートーヴェン』には芳雄くんとお花様の魅力がギューっと詰まっていて、ファンにとってはたまらない、毎日通いたくなるような作品なのではないでしょうか?
まぁ、海宝くんやシュガーちゃんファンは物足りなさを感じてしまうでしょうが。
韓国版とは変わったところもいくつかあって・・・
個人的には「謎のお風呂のシーン」がなくなったのはとてもよかったです(笑)。
ベートーヴェンの内面を映し出すダンサーたちのパフォーマンスは、ベートーヴェンとの一体感がより感じられたし。
そうそう、ベートーヴェンが手を振り上げてビシッとポーズを決めるところは、めっちゃ韓ミューっぽかったかな(笑)。
ということで、韓国版よりも受け入れやすくなっていた日本版『ベートーヴェン』。
でもまぁ、個人的には1回観れば充分かな、って感じです。
理由は・・・ご想像ください(笑)。
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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