2024/11/11
【今日も感劇日和】今や大人気作品に! 韓国版『킹키부츠 キンキーブーツ』
韓国ミュージカル『킹키부츠 キンキーブーツ』
あ~、やっぱりキンキーはいいぞ~!となった10月末。
韓国版は初演が2014年(日本初演は2016年)。
今回ですでに6演で、4演と5演はコロナ禍の時期だった。
韓国でこの作品を初めて観たとき、音楽もストーリーも登場人物のキャラも最高に気に入ったので、再演(2016年)以来となった今回の公演が本当に楽しみだった。
この日のキャストボード
8年ぶりだったこの日、幕が上がってすぐに、脳内に眠っていた記憶が一気に湧き上がってきて「う~ん、これこれ~!!」と嬉しさが爆発(笑)。
この日の主役
(左)チャーリー役:キム・ソンギュ (右)ローラ役:チェ・ジェリム
ジェリムローラは登場してすぐ、その上半身(腕と胸板)の迫力と声のデカさに圧倒された!
もうねぇ、規格外のローラ(笑)。
演技の緩急が絶妙で、ドカンドカン笑いをとる一方、魂のこもった「Hold Me in Your Heart」は圧巻だった。
やっぱりコンサートで聴くのとは雲泥の差。
しかしジェリムさん、今年に入って「ファントム」(オペラ座の怪人)と「バルジャン」(レ・ミゼラブル)を演じ、そしてこのローラって・・・。
日本ではまず考えられないキャスティング。
この振り幅の大きさが、韓国ミュージカルの魅力の一つでもあるのかな。
チャーリーのキム・ソンギュさんは、アイドルグループの一員。
以前、別作品でお目にかかったことがあったが、そのときよりも格段に魅力的だった。
生真面目で一生懸命なチャーリー。
歌声が伸びやかで、早口でまくし立てる台詞回しも文句なし!
パワフルローラと生真面目チャーリーの凸凹感、作品の雰囲気にピッタリとマッチしていた。
シンディ・ローパー作曲の楽曲の数々が本当にイカしていて、座っていても自然に体が動く。
日本のキンキーは、最初から「揃って手拍子」となり、同調圧力を感じるが、韓国の観客はしっかり音楽に耳を傾けて、終わると盛大な歓声が起こる。
この日も、最後の最後に手拍子が入りカテコで大爆発した!
いつの間にか、韓国で大人気演目になっていたキンキーブーツ。
いやいや、ホントにものすごい盛り上がりだった!
久々のキンキーを、思う存分楽しんだ夜だった。
来年の日本版も期待してるよ!
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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