観劇

2024/01/23

【今日も感劇日和】心を射抜かれた『イルテノーレ』や大好きな『ダディ・ロング・レッグズ』に大興奮!

昨年末は、ソウルに行っていました!
向こうで観た作品は……
 
『일 테노레 イルテノーレ』
『키다리아저씨(キダリアジョシ) ダディ・ロング・レッグズ』
『COME FROM AWAY』
『레미제라블 レ・ミゼラブル』
の4作品6公演。
 
感劇日和 観劇 韓国ミュージカル ソウル公演
 
『イルテノーレ』は、キャスト違いで3回も観てしまいました(笑)
(イルテノーレは、イタリア語で「テノール」を意味するそうです。)
 
『イルテノーレ』は、1930年代後半、韓国初のオペラ上演を目指す、日帝時代の若者たちの姿を描いた新作の創作ミュージカル。
『ダディ・ロッグ・レッグズ』は、日本でもお馴染みの「あしながおじさん」を原作とした人気ミュージカル作品。
 
『COME FROM AWAY』は、アメリカでの9.11同時多発テロの裏で起きていた実話を基に作られたトニー賞受賞作品で、今回が韓国初演。日本でも3月から上演されます。
『レ・ミゼラブル』は、説明不要ですね(笑)



今回、心を射抜かれたのは、新作の創作ミュージカル『일 테노레 イルテノーレ』でした。
 
感劇日和 観劇 韓国ミュージカル ソウル公演
 
私にとっては、音楽、ストーリー、俳優のレベル、全てを満たしてくれる作品でした。
具体的なことを語り出してしまうと止まらなくなるので、詳しいことはまた改めて!
 
今日は、日韓で大きく上演スタイルの違う『키다리아저씨(キタリアジョシ) ダディ・ロング・レッグズ』 について書いてみたいと思います。
 
感劇日和 観劇 韓国ミュージカル ソウル公演
 
好きなんですよね~、この作品!
 
日本で観ても韓国で観ても毎回ウルウル・キュンキュンするし、台詞の中から読み取れる当時のアメリカ社会や女性の地位などについて、思いを巡らせたりもする作品です。
韓国でこの作品を観るのは多分今回が4回目ですが(2016年初演で今回が5度目の上演)、ジルーシャ・アボットとジャーヴィス坊ちゃんは全て違うキャスト。
そう4人のジルーシャと4人のジャーヴィスを観ているという。
なぜなら、韓国では毎回ほぼトリプルキャスト(フォース、ダブルの年も)で上演されているからです。
 
調べてみたら、なんと2023年までに、8人のジルーシャと9人のジャーヴィスが誕生しており、4年ぶりの上演となった今回は、どちらの役もトリプルキャストで、全て新キャストでした!
韓国では、キャストによって変わる微妙な役作りや、俳優さん自体の個性の違いを楽しめるのも、この作品の魅力の1つになっています。
 
今回のキャスト
感劇日和 観劇 韓国ミュージカル ソウル公演
 
一方日本は、2012年の初演以降、6度上演されていますが、ジャーヴィス坊ちゃんと言えば井上芳雄さんだし、ジルーシャもずっと坂本真綾さんが演じていて、2022年に上白石萌音にバトンタッチとなりました。
日本でも3回以上この作品を観ていますが、ずっと井上芳雄さんと坂本真綾さんで。
それでも、何回観ても飽きないのは、ミュージカル作品としての質の高さと、俳優さんの技量の高さによるものなのでしょうね。
 
かなり違いのある、日本と韓国の上演スタイル。
日本では、「○○(役者名)による○○(作品名)」と表現される作品がいくつもあります。
1つの作品を同じ役者さんが演じ続け、レジェンドになっていくという・・・・
 
一方、オーディションによって、どんどん新しい俳優さんが有名作品に挑んでいく韓国スタイル。
それぞれに良さはあると思うので、どちらが良いというつもりはありませんが、周囲のミュー友さんたちが口々に言うのは、
「レジェンドがいてもいいけど、違うキャストでも観たい!(ダブルやトリプルにして!!)」です(笑)
 
私も、同じ意見です!

執筆者プロフィール

RYU

なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。

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