2024/04/20
【今日も感劇日和】輝きを放っていた、あの人・・・『テラヤマキャバレー』
公式HP
私がこの作品を観ようと思ったのは、推しの1人である成河さんが出演し、演出がデヴィッド・ルヴォーさんだったから。
寺山修司さんに関する知識なんてほとんどなかったけれど、この2人が絡むなら、きっと面白い作品に違いない!と勝手に思い込んだ(笑)。
不思議な世界だった。
奇想天外というか、カオスというか・・・。
夢なのか、現実なのか・・・。
三島由紀夫、唐十郎、野田秀樹という、知る人ぞ知る有名人も登場!(野田さんは名前だけ)
まぁ、私とは縁遠い方々(笑)。
正直、わかったような、わからないようなストーリー展開だったけれど、とにかく演者の方々の熱量がすごくて(みなさん演技が達者!!)、舞台上には濃密なエネルギーが充満しており、ぐいぐい引き込まれていった。
そんな中、釘付けになったのは、寺山修司を演じた、香取慎吾さん!!
ファーストシーンから、とんでもないオーラを放っていた。
膨大な台詞を活舌よく伝え、おもちゃ箱をひっくり返したような喧騒の中にいても、まさに圧倒的な存在感!
舞台を見ながら、心の中でつぶやいた言葉は・・・。
「さすがSMAP!」だった(笑)。
何十年もの間、芸能界でトップを走り続け、様々なバラエティを通して体得した瞬発力と柔軟性がいかんなく発揮され、舞台上で輝きを放っていた。
毎回予測不能なことが起こっていたらしいが、それらを難なくこなしていく慎吾くんを、共演者の方々も大絶賛していて、そのポテンシャルの高さに脱帽していた。
以前、彼が出演した舞台『日本の歴史』(作・演出三谷幸喜)は単独主演ではなかったからか、それほど強い印象は残っていなかったので、今回の姿には本当に目を見張った。
ルヴォー演出によって引き出された部分も、多々あったと思うけれど。
『テラヤマキャバレー』
キャストの方々の熱演に心から拍手を送りつつ、でも、1番心に残ったことは「慎吾くんスゲー、SMAP偉大!!」だった(笑)。
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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