2025/12/20
【今日も感劇日和】この年末年始、イチオシの韓国ミュージカルは?

先月の11月後半は韓国でたくさんミュージカルを観てきた。
観たい作品がすべて観きれないほど、今年の年末の韓国ミュージカル界は注目作品目白押し!!
「年末年始、韓国に行くのでミュージカルでも観てみようかな?」
そう思っている方にお勧めしたい作品はいくつもあるが、もしその中で1つだけ絞るとしたら・・・こちら

“韓国ミュージカル界の至宝”ホン・グァンホ出演の『ムーラン・ルージュ』。
以前もここで彼の魅力を熱く語ったが、日本でもお馴染みの『ムーラン』にはこれでもか!というほどホン・グァンホの魅力が詰まっている。

<キュートなクリスチャン>
1幕は、クリスチャン、トゥールーズ、サンディアゴによるコミカルなやり取りが楽しくてたまらないし、歌っていないときも端っこにいるときも、目を丸くしたり、お茶目だったりで、愛らしいクリスチャンから目が離せない!
そして1幕は、甘い歌声が炸裂して、うっとりすること間違いなし(笑)。
<一転の2幕>
幸福感に満ち溢れた2人の姿が、2幕後半には一転!
「ロクサーヌ」からのドロドロナンバーでの、嫉妬に駆られた感情むき出しの歌声がヤバい!
そして2幕のラスト、サティーンが亡くなってからのソロでは、ハラハラと涙流しながら歌うから、もう堪らない。
1幕と同じ人?と思えるほど変化の幅が大きくて、こちらまで胸がかきむしられてくるのだった。
<グァンホの缶詰>
劇中、甘く囁くような歌声から爆発的な感情のうねりを表現する歌声まで、クリスチャンはありとあらゆるジャンルの曲を歌う。
だからムーランは、ホン・グァンホのすべてが詰まっている「グァンホの缶詰」みたいな作品。
3年前に初めて観たときの衝撃もすごかったけど、さらに磨きがかかったと感じられた歌声に、あの日以上のときめきを感じた。

彼のパフォーマンスによって、観客の体温もどんどん上昇していく。
抑え気味に始まったオープニングだったけれど、カテコの熱狂はとんでもないことになっていた!
『ムーラン・ルージュ』という作品ならではの多幸感を受け取った時間だった。

サティーンを演じるキム・ジウとチョン・ソナ、2人とも魅力的なので、どちらの組み合わせでも満足できる。
ホン・グァンホの回はチケット難で完売の日も多いけれど、キャンセルが自由にできる韓国なので、戻りチケットもよく出てくる。
ぜひ観たい!と思った方は、頻繁にこちらのサイトをのぞいてみてほしい。
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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