2024/03/05
【今日も感劇日和】柔軟な心で作品を選んでみたら・・・
2月の中旬、今年初めてのソウル観劇へ。
今回観た作品は、4作品で6本。
『モンテ・クリスト』
『イルテノーレ』3回
『SCHOOL OF ROCK』
『ダディ・ロング・レッグズ』
以前チラッと書いたが、12月にハマった韓国創作ミュージカル『イルテノーレ』を観ることが、今回の主目的だった。
しかし今回は、それ以外の面でも満足度の高い観劇旅だった!
その中から、自分の中で予想外の盛り上がりを見せた2つの作品をご紹介。
『モンテ・クリスト』
作品を観る前に、コンサートなどでモンテの楽曲に触れることが多く、音楽にとても心惹かれていた。
YouTubeで何度も何度も代表曲聴いて、初めて韓国版を観たのが2016年。
ところがあまりにも歌合戦的な歌唱と、韓国ドラマ要素てんこ盛りのドロドロなストーリー展開にお腹いっぱいになり、もう2度と観ることはないと思っていた(笑)
今回ガラッとメンバーが若返り、新鮮な顔ぶれだったけれど、それでもその決意は揺るがず・・・
ところが、新演出になって大きく変化し、「舞台転換や美術が素晴らしい!」「主演キャストが魅力的!」「とにかく新演出版めっちゃいいぞ!」という評判を聞き、ムクムクと興味が湧いてきたのだった。
そして、「どうせ観るなら、ビジュアル的に1番惹かれる、ソ・イングクで~!」となった次第(笑)
いやいや、面白かった!!
私の知ってるモンテじゃなかった(笑)
一瞬にして変わる舞台装置や美術が、もうお見事でしかなく、一体何パターンの場面設定があった?、と思うほど。韓国ミュージカル界の進化をめちゃめちゃ感じた。
ダンスやコーラスで盛り上げるシーンも増えて、「地獄ソング」に至っては、完全に別物(笑)
顔が小さくて高身長のソ・イングクは、目に眩しく、マントさばきもカッコよく・・・
あ〜、楽しかった!!となった。
同じ作品でも、表現方法でこんなにも見事に生まれ変わるものかと、感心した。
まぁ、「韓国ドラマ要素てんこストーリー」という認識は、やはりそのままだったけど(笑)
『SCHOOL OF ROCK』
本当のところ、日本を飛び立つ前まで、いや、当日までこの作品を観る予定はなかった。
マチネは『イルテノーレ』で、ソワレを決めておらず、当日になってもまだ悩んでいた。
マチネの1幕が終わった時点で「このまま『イルテノーレ』のマチソワしちゃう?」と思い始めて、幕間にロビーに出たら、同じ芸術の殿堂オペラハウスで上演中の『SCHOOL OF ROCK』の1幕ラストがモニターから流れていて、それを見ていたら、沸々と血が湧き上がってきた!
すぐにインターパークを開いたら、なんと2列目のOP席が1席残っていて、反射的にポチ!!
結局ソワレは、とんでもない臨場感の中、テンション爆上がりになって楽しんだ(笑)
この作品は、コロナ前にシャーロッテ劇場で来韓公演を観てどっぷりハマり、リピチケ買ってしまったほど(笑)
去年の日本版は・・・ダメだった。
その時「またあの(ソウルの)デューイ先生に会いた〜い!!」と思っていたのだけど、な・な・なんと、この日のデューイ先生、2019年、初『SCHOOL OF ROCK』の時と同じCONNER GILLOOLYさんだった!!
熱い歌声&演技、身のこなし、なりきり度、どれもこれも120点で、最高~!!
「ダサダサでちっともカッコよくないのに、ロック魂を秘めた、愛に溢れた熱い男」そのものだった。
子どもと外国人がたーくさんいて、会場の盛り上がりも凄くて、熱気ムンムン!
日本ではなかなか味わえない雰囲気なのだった。
マチネとソワレ、タイプが180度違う作品を観たけれど、それもまたよし!
数時間前の直感を信じてよかったな(笑)
比較的長く滞在できる時は、あえて枠を空けて出発し、気に入った作品をリピしたり、最新情報を得て現地で決めたりすることがよくある。
これもまた、1つの楽しみ方だと思っている(笑)
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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