観劇

2024/01/01

【今日も感劇日和】2023年 韓国ミュージカル My Best3

あけましておめでとうございます!
本日からスタートするこの『オトナの毎日』で【今日も感劇日和】を担当させていただくRYUと申します。
 
プロフィールにあるように、ズブの素人の単なる観劇記録なので、みなさんに興味を示していただけるか不安しかありませんが、少しでも何かのお役に立てれば、と思っています。
どうぞよろしくお願い致します。

 
第1回目の今日は、『2023年 韓国ミュージカル My Best3』をお届けします!
韓国ミュージカル 観劇  舞台

2023年の渡韓回数は、7回。
作品数はミュージカル、演劇、合わせて20作品。
たった1回しか観ていない作品もあれば、推しが出演していたため10回以上観てしまった作品もあります(笑)。
 
その中で、特に印象に残った3作品は・・・

 
1つ目は大学路の中劇場で観た、『라흐헤스트 ラフヘスト』
韓国ミュージカル 観劇 舞台 RYU

韓国の詩人、イ・サンの妻であり、後に芸術評論家・随筆家として名を残した女性(実在の人物)を題材にした、韓国創作ミュージカル。
 
出演者は、男女2人ずつの4人のみ。
1人の女性の数奇な運命を、2つの時代を同時進行させて描く巧みな構成と、耳に残る優しいメロディに心惹かれました。
ギリギリまで観るかどうか迷っていたし、それほど期待値高くなかったのに、終わってみれば、「見逃さなくて良かった~!」と思えた作品でした。
再演されたら、また必ず観に行きたいと思っています。
 
2つ目は、『MEMPHIS メンフィス』
韓国ミュージカル 観劇 舞台 RYU

2015年に日本初演を観てどハマりし、もちろん再演にも通った、大好きな作品。
韓国は今回が初演で、キャストも魅力的だったので、ワクワクしながら劇場へ。
いやぁ~、素晴らしかった!
歌声にも痺れたし、懸念していたダンスシーンも心から楽しめました。
とにかくキャストが若々しく、パワーが満ち溢れたステージに鷲掴みにされたのでした。
 
華やかさの中に人種差別という辛い出来事が横たわっている作品ではありますが、明日への希望をより感じさせる韓国版には、日本版とはまた違う魅力がありました。
2回だけのつもりが、結局チケット買い足して4回も観て、キャスコンしてしまいました(笑)



最後は、やはりこれ、『오페라으 유령 オペラ座の怪人』
韓国ミュージカル 観劇 チョ・スンウ オペラ座の怪人

14年ぶりに韓国で上演されることになったこの作品に、私の1番の推し、チョ・スンウがファントムとして出演すると聞いた時は、「ホントに?」と叫んでしまいました。
「ファントム=声楽系の俳優」というイメージがあり、まさかチョ・スンウが出演するとは思ってもいなかったからです。
 
きっと素晴らしい演技を見せてくれるだろうと思う一方で、ファントムが歌う名曲の数々を歌いこなせるのかという懸念も・・・・・
私にとって「オペラ座の怪人」は、楽曲の魅力に浸る作品でした。
「ファントム、かわいそう」とは思ったけれど、ストーリーや人物像を深掘りすることはありませんでした。
 
ところがチョ・スンウのファントムが登場したことによって、作品の見え方が一変したのです。
ファントムがどんな人生を送ってきたのかを想像し、言葉の裏に込められている思いを読み解き、一瞬の表情からファントムの心情を感じ取り・・・・・
 
私の中に、今まで経験したことのない感情が沸き上がり、作品を深く紐解きたいと思えたのは、紛れもなくチョ・スンウの演技力によるものでした。
特に2幕のラスト20分は、舞台上は「チョ・スンウ劇場」と化しました。
3~6月の釜山、8月~11月のソウルと公演を続ける中で、さらなる深化を遂げているチョ・スンウによる「オペラ座の怪人」。
12~2月の大邱公演も楽しみで仕方ありません。
 
もちろんこの他にも、心に残る作品はいくつもありました。
韓国ミュージカル界、2024年も楽しみな作品が目白押しです!!

執筆者プロフィール

RYU

なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。

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