2025/03/31
【今日も感劇日和】待ち遠しくてたまらなかった! 韓国ミュージカル『笑う男』の世界観
これぞ、本家本元の『笑う男』なのだ!
2月の訪韓で、絶対に観たかった作品。
『웃는 남자 笑う男』
劇場でキャスボを見ながら「あ〜、やっとたどり着いた〜!!」と、嬉しくてたまらなくなる。
再演(2020年)と三演(2022年)は、コロナに阻まれ観ることができなかったから、韓国版を観るのはなんと2018年の初演以来。
とにかく、韓国版『笑う男』は私の中に鮮烈に刻まれているのだった。
- ・俳優たちの高い力量
- ・とんでもなく豪華な舞台装置
- ・スケールの大きな音楽
でありながら、そこに描かれているのは、夢のようなとても儚い世界。
一見、舞台の構成と主題が相反しているように感じられるのに、これが見事に成立しているのだ。
ものすごくお金をかけて、美しく儚い世界を描く…、なんと贅沢な作品作りなんだろう。
この日は、マチネで『シラノ』を観ていた。
そのときは舞台を観ながらいろんなことを考えたけれど、『笑う男』は細かいことは何一つ考えずに、とにかく作品の中に没入し、委ね、ただ感じた。
あ〜、そうだった、そうだった!と何度も思いながら。
会いたくてたまらなかった、パク・ウンテさんのグィンプレン。
その歌声を堪能した!!
ウンテさんは魅せ方・聴かせ方が、もう本当に“神!”(拍手)。
すべてに満足した、幸せな幸せな時間だった。
水浴びのシーンがちゃんとあって(日本版はない!)、バイオリニストも健在で(日本版にはいない!)、初演よりもさらにスケールアップされた舞台を観ながら「あ〜、これが観たかったんだよ〜」となった。
日本版にも、ぜひ取り入れてほしいなぁ。
3月上旬に幕を閉じてしまったけれど、できるならもう1度(いや、2度、3度…)観たかった(涙)。
再演、待ってます!
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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