2026/06/23
【今日も感劇日和】韓国版も日本版も素晴らしい! 『レッドブック』~私は私を語る人~
ミュージカル『Red Book レッドブック ~私は私を語るひと~』

公式HP
19世紀のロンドンを舞台に、小説を書くことで自分自身を表現しようとする女性が、社会の偏見と闘いながら「私」として生きる道を見つけ出していくという、韓国の創作ミュージカル。
様々な賞を受賞し高い評価を受け、私自身も韓国で2回観て、斬新なテーマと音楽に心惹かれた作品。

こちらは韓国版『レッドブック』ポスター。テイストがまったく違う(笑)。
日本版は、韓国版とは演出が大きく違ったが…
・適材適所のキャスティング
・韓国版よりもトーンが明るめの舞台美術
・日本語になっても違和感のない歌詞訳
・華やかなダンスシーン
どれもスッと入ってきて、素敵な日本版が完成していた(拍手)。
今回のキャスティングは本当に素晴らしかった!

世間知らずで視野の狭い青年が悩みながら成長していく姿が魅力的だった、小関裕太さんのブラウン。
キュートな演技と美しい歌声が素晴らしかった、花乃まりあさんのドロシー。
これぞ田代万里生!だった、しなやかで慈愛に満ちたローレライ。
滑舌の良さと溌剌とした動きが紳士三銃士にピッタリだった、中桐聖弥さんと加藤大悟さん。
大活躍するアンサンブルの方々も皆さんお上手!
そして、なんといってもアンナを演じた咲妃みゆさん。もう、最高だった(拍手)。
韓国版は「社会と闘っている」感が強いアンナだったが、咲妃さんの演じるアンナは「信念を貫いて生きる」感が強かった!
自問自答しながら顔を上げて進もうとする姿にグッときた。
彼女の歌声に表情があり、温もりが感じられるのだが、特に1幕ラストに歌われる「いやらしい女」、2幕終盤の「私は私を語る人」は圧巻だったな。
「私は私を語る人」は、アンナの感情が真っすぐに飛んできて、涙が溢れて仕方なかった。
東京で幕が開けてから口コミで評判が広がり、チケットの売れ行きも伸びたらしい。
韓国で生まれたミュージカルが、日本人の心にもしっかり届いていて嬉しかった!
東京公演は終わったけれど、6月27日からは大阪で、7月4、5日は名古屋で公演が予定されているので、お近くの方はぜひ!
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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