2026/04/15
【毎日がエンタメ】コラム #28 韓国映画『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』
公開日:2026年4月10日(金)
公式HP
大丈夫、大丈夫、大丈夫!
ソウル国際芸術団の舞踊学科に所属するイニョン(イ・レ)。
伝統舞踊「六鼓舞(ユッコム)」の公演後に母の訃報が届く。
母子家庭で育った彼女は家賃を払えず家を追い出され、芸術団の練習室に隠れて寝泊まりするように。
芸術団の60周年公演に向けて猛特訓が続くなか、“魔女”と呼ばれる冷徹な芸術監督ソラ(チン・ソヨン)に練習室での生活を知られてしまったイニョンは、ソラの家に居候することになる。
年齢も性格も生活習慣も異なる2人は互いに戸惑いながらも、同じ時間を過ごすうちに心を通わせていく。
そんな中、イニョンを敵対視するナリ(チョン・スビン)の不調をきっかけにチーム内で問題が発生。イニョンら団員たちとソラの気持ちはバラバラになってしまう。
*****
韓国人が気軽に使う「괜찮아(ケンチャナ=大丈夫)」という言葉がある。
経験上、仕事でこの言葉が出てくると「本当に!?」と念押ししたくなるのだ。
「ケンチャナ」じゃない状況に陥ったことも少なくない。「本当に本当にケンチャナ?」と、しつこいぐらい確認したくなる。
そんなタイトルのついた本作だが、冒頭からイニョンは天涯孤独の身となり、ケンチャナじゃない状況となっていく。
団員のナリも問題を抱えているし、芸術監督のソラも目が笑っていない。

とはいえ、根っからの悪人は存在せず、観客は気づけば応援する立場になっている。終盤での群舞は素晴らしく、観終わったあとは爽快感しかなかった。
執筆者プロフィール
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児玉愛子(らぶこ)
韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。
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