2025/01/29
【今日も感劇日和】ようやくこの日が来た! 『レ・ミゼラブル 2024-25ver』(Part2)
前回に続き、新キャストの感想を!
《山田マリウス》(山田健登さん)
イケメンでボンボン感が半端ない、世間知らずのお坊ちゃまマリウス。
ABCカフェでのマリウスは完璧にコゼットのことしか頭になくて、革命は二の次になっていると感じられ、いつ「僕は革命には参加しない!」と言い出すんだろう?と思えてしまうほどだった(笑)。
初めての大劇場での大役なのに、役作りがしっかりとなされていて感心した。
更なる進化に期待!
《唯アンジョルラス》(小林唯さん)
声に感情がしっかり乗って、歌声で観客を惹きつけてくれる。(個人的にも好みの声!)
強い信念を持ち、革命に全てを賭けているのがビシビシ伝わってくる、熱~いアンジョルラスだった。
リーダー感もめちゃめちゃ強い。
こんなリーダーだったら、みんなついていくよね。
「アンジョ何回目?」と思わされる安定感に脱帽。
小林アンジョは、いいぞ~!
《染谷テナルディエ》(染谷洸太さん)
誰に驚いたって、染谷洸太さんのテナルディエには本当にビックリ!
今までの染谷さんのイメージとはまったく違っていたから。
めっちゃ作り込み、歌と演技から醸し出される小物感がハンパなかった!(←褒めてる)
酒場のシーン、去年、韓国『レミゼ』のテナルディエが3点倒立して「おおー!」となったけど、染谷テナは3点倒立して両足を前後に広げるところまでやってのけ、身体能力の高さを見せつけた。
ミュージカル俳優としての力量を遺憾なく発揮できる役に出会われて、私まで嬉しい。
そして、新キャストじゃないけど吉原バルジャン。
2021年の父性の塊だった吉原さんのバルジャン、とても好きだったのだけれど、今回はさらに父性愛が増し増しになっていた。
ラストシーン、コゼットが駆け付けてバルジャンに抱きついている間、その肩越しにずっとマリウスを見つめ、娘の未来を託すその表情にもう泣くしかないわけで・・・。
本当に尊い世界だった。
今期、いろいろ変わっているところがあると聞いていたけれど、去年の韓国版『レミゼ』を観たときにビックリした部分が同様に演じられていたから、「なるほど~」「まぁそうだよね」と思った(笑)。
もちろん、それ以外にも違いを感じたところはあって、 1幕のマリウスの描かれ方は演じ方の違い(個々の俳優が変えているのか)なのか、演出としての違いなのかは、これから確認してみたい。
1月は『レミゼ』祭り!
これから出会うキャストのみなさんが、どう演じ、何を感じさせてくれるのか、とても楽しみ!!
そうそう、My初日の日にはしみじみと思ったんだよね。
やっぱり私は日本の『レミゼ』が好きだわぁ~、って。
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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