韓国エンタメ

2026/01/23

【毎日がエンタメ】コラム #26 ヤバい女が次々と登場する韓国映画『PROJECT Y』


 
公開日:2026年1月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

公式HP
 

 

PROJECT Y

欲望渦巻く眠らない街・ソウルの繁華街。
冒頭のシーンで歩いているミソン(ハン・ソヒ)とドギョン(チョン・ジョンソ)。
その顔には血がついている。彼女たちは一体どこから来て、どこに向かっているのだろう?
 
「昼は働き夜は眠る」
そんな普通の生活を夢見ていた2人。
日々生き延びるために必死に金を工面し、ミソンが勤めるフラワーショップの事業を継ぐ日も目前に迫っていた。
 
しかし、夢が叶おうとしたまさにそのとき、ある人物から騙されていたことがわかり、すべてが粉々に砕け散る。
 
追い詰められた2人は、クラブを経営するト社長(キム・ソンチョル)がソウル近郊に大金を隠しているという情報をつかむ。
一攫千金の大チャンスを目の前にした2人は、人生を懸けた危険極まりない大勝負に乗り出した!



*****
ト社長が見ていた映像に「汚染物質の穴に落ちた犬は死を悟る」という短いシーンがある。
特に意味のある映像と思わなかったけど、終盤で言いたかったことがわかった。
 
少し前にヤンキーたちの恋愛リアリティショー『ラブ上等』(Netflix)にハマった。
本作の中盤でト社長の妻がホストの顔に水をかけるシーンでは思わず『ラブ上等』の「水はヤベェだろ。普通に」が頭をよぎったほど。←見た人にしか分からないw
 
本作でW主演を務める美しいハン・ソヒだが、この『ラブ上等』を地でいけるキャラでもある。
過去には両腕に大きなタトゥーを入れていたし、タバコも吸っていた。本作でもタバコ吸いまくりだ。演技ではない。
 
そのタトゥーは2千万W(現在のレートで約216万円)かけて除去したと報じられたが、ハン・ソヒの抜けるように白い肌を凝視しても、それらしき痕跡は見当たらない。どうでもいいところで韓国の医療技術の高さを感じた。
 
そんなハン・ソヒだが、本作での存在感が霞んだのは中盤だった。
 
どう見ても壊れてるママと、雄牛というよりはキングコングみたいなブルが登場。

韓国映画 PROJECTY ハン・ソヒ プロジェクトY

前半はミソン(ハン・ソヒ)とドギョン(チョン・ジョンソ)のシスターフッド的な要素が強かったが、中盤から出てくる女たちのキャラが濃すぎた。
 
もはや『ラブ上等』のヤンキーどころじゃない。こちらのほうが目を合わせられないぐらいガチで怖く、自分は一体なにを見せられてるんだろうと思わずにいられなかった(汗)。
 
ちなみに、タイトルの“Y”の意味について監督は「Young(若さ)やYou(あなた)、Your(あなたの)など、いろいろな意味を込めた」という。
“Yankee”(ヤンキー)のYではないようだ。

 

『PROJECT Y』予告編
監督:イ・ファン
脚本:イ・ファン
出演:ハン・ソヒ、チョン・ジョンソ、キム・ソンチョル、キム・シンロク
原題:프로젝트 Y
英題:Project Y
2025年/韓国/109分
ⓒ 2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.
配給:日活、KDDI
公開:2026年1月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
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執筆者プロフィール

児玉愛子(らぶこ)

           

韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。

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