2025/01/13
【毎日がエンタメ】韓国映画『満ち足りた家族』の救いのなさ
良くも悪くも、人間というのは変わりゆくもの。
それを教えてくれる韓国映画『満ち足りた家族』はなんとも皮肉なストーリー展開になっている。
傍から見れば理想の兄弟がいる。
兄のジェワン(ソル・ギョング)と弟ジェギュ(チャン・ドンゴン)の性格は対照的だ。
2人の妻たちも仲良くはない。
食事中もどこか緊張感が漂っている。
兄弟でありながら、なんとも相容れない関係。
決して楽しそうではないけど…、とりあえず。
“理想の家族感”は出ている。
ところが…。
だんだんと変化していく家族たち。
そりゃ、言ってることは正しいかもしれないが(汗)。
次第に…。
なんで、こうなった?
そう思わずにいられないが、結論として、この映画に救いはない。
公式HP
*****
認知症の母親がいう「あの人は優しそうだけど残酷よ」という言葉が後にボディブローのように効いてくる!
タイトルから受けた印象と違い、なんとも残酷な作品だった。
執筆者プロフィール
児玉愛子(らぶこ)
韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。
さわ
フリーランスのイラストレーター。海外のガイドブックやコスメ本等を担当。
当サイトのイラストエッセーでは原作者の意向に従い、不本意ながら下手クソに描いてる。
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