台湾旅行

2024/02/09

【毎日がエンタメ】台湾ダイエット“埋線”を試してみた結果(後編)

前回からの続き>
 
台湾ダイエット“埋線(マイシェン)”の施術を受けるため、とてもストライプとは呼べないようなヨレヨレのシマシマのパンツを履いてベッドに横たわった。

 
美人でスタイルのいいサキちゃんに自分の贅肉を見られるのは恥ずかしかったが…。
毎日がエンタメ 台湾 ダイエット 埋線 マイシェン 児玉愛子 さわ

 
ついでに、サキちゃんに撮影もお願いした。
毎日がエンタメ 台湾 ダイエット 埋線 マイシェン イラストエッセイ
 
こうして施術が始まる。

 
贅肉に注射し、医療用の糸(羊腸)を埋め込み、絆創膏を貼っていくのだ。
毎日がエンタメ 台湾 ダイエット 埋線 マイシェン イラストエッセイ
 
お腹や太もも、二の腕に注射していく。

 
自分でも引いたのが背中の画像。
毎日がエンタメ 台湾ダイエット 埋線 マイシェン イラスト 児玉愛子 さわ
 
サキちゃんから送られてきた画像を見てゾッとした。こんな無様な格好を彼女に見せていたとは。
 
最後は二重アゴ。ここが少し痛くて血が出てた。
施術が終わると、まるで試合を終えたレスラーのようになっていた。
 
ここから医師が注意事項を伝えたり、薬の説明をする。言葉が通じないのでアウェー感が半端ない。

 
患者の私をよそに、サキちゃんが医師と会話することに。
毎日がエンタメ 台湾ダイエット 埋線 マイシェン イラスト 児玉愛子 さわ
 
しまいには医師とサキちゃんがLINEで繋がっていた。
 
飲み慣れない薬を処方するため、医師が私の体調を心配し、何かあったときのためにLINE交換したらしい。
 
それにしても、医師と患者がLINEで繋がる。日本じゃあまり見ない光景だと思う。ここらへん、台湾医療は自由度が高い。

 
縦じまパンツの必要性がよく分からないまま診察室を出た。
毎日がエンタメ 台湾ダイエット 埋線 マイシェン イラスト 児玉愛子 さわ
 
金額は診察と施術、2週間分の薬の処方で2,100元(当時のレートで約7,900円)。今だと9,700円になる。

 
帰国後は処方してもらった薬を飲む。
毎日がエンタメ 台湾ダイエット 埋線 マイシェン イラスト 児玉愛子 さわ
 
私は2週間分を処方してもらったけど、希望すれば1ヶ月分も処方してもらえる。
薬の成分が強いのか、特に生理のときに服用すると吐き気を催すこともあるらしい。

 
こうして2週間が過ぎていったが、結果はどうだったかというと…。
毎日がエンタメ 台湾ダイエット 埋線 マイシェン イラスト 児玉愛子 さわ
 
友だちに報告したが、体重が少し減ったことはスルーされ、突然、赤塚不二夫の『もーれつア太郎』の話になった。

 
そんなことよりも大事なのはダイエットの結果。
予想していたが、やはり医師も言っていたとおり「1回ぽっきりじゃ効果がない」その一言に尽きる。
最低でも月1で埋線の施術を受けないと、効果は期待できないらしい。
 
観光客はそんなに頻繁には行けないから、もし台北に4日間滞在するなら、初日と帰国日に針を打つと効果的。
なんといっても、診療所は23時まで開いている。これもビックリだった。
 
処方された薬は、飲むと少しムカムカした。食欲抑制の効果はあったと思う。
1ヶ月分を処方してもらっていれば、それなりに効いてヤセ効果も期待できたかも。

 
*****
赤塚不二夫の『もーれつア太郎』はまったく知らなかった。
そもそも、あのパンツに履き替えた理由がイマイチよく分からない。

執筆者プロフィール

児玉愛子(らぶこ)

韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウォッチャー。

さわ

フリーランスのイラストレーター。海外のガイドブックやコスメ本等を担当。
当サイトのイラストエッセイでは原作者の意向に従い、不本意ながら下手クソに描いてる。

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