健康

2024/04/18

台湾の医食同源(前編) 〜太るよりも深刻な事態~

日常生活にも東洋医学の考えが浸透している台湾。
 
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普通の病院と並んで街中にある中医
 
私は台湾に住み始めて半年で6kg太ったけれど、ただ単にカロリーオーバーというだけではなかったよう。
 
ある時期、私は毎晩トイレに起きていた。
1回では済まず、2回起きることも。毎日なんとなく頭が重い感じや首肩こりもあった。
 
こんな話を台湾の友人にすると「甘い物や油っこい物摂りすぎてない? 体に湿気がたまっているのかも」と言われた。
 
「食べた物が体の中で湿気に…? 夜中のトイレや頭痛と何の関係が?」とハテナだらけの私をよそに、友人は私の体に起きていることを推測してくれた。



食生活の乱れから、消化しきれない油分糖分が湿気となって体にたまり、慢性的な浮腫や冷え、頭痛、夜間頻尿まで引き起こしているのではないかと。
 
台湾の気候は湿度が高いので、体内にも湿気がたまりやすいという。
日本の梅雨時期や雨の日にも体調が悪くなりやすい私は妙に納得した。私は元々湿気に弱い体質なのだ。
 
それまでの私は「冷たい物=摂りすぎるとお腹を壊す」「甘み物=摂りすぎると太る」という単純な考えしかなかった。
 
この気候、環境のもとで育った彼女が言っていることだ。きっと理にかなっているはず。
毎晩睡眠を妨害されることに限界を感じていた私は、彼女にアドバイスしてもらい、生活を改善することにした。
<つづく>
 

美美台湾(メイメイタイワン)
台湾在住9年のコーディネーター。
通訳や翻訳等の仕事をするかたわら、健康、美容、グルメ…台湾情報をジャンル問わず発信している。

執筆者プロフィール

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