健康

2024/03/29

《医食の雑学》健康食品も飲みすぎは毒?

春めいてきましたね。
お花見や歓送迎会などで、お酒の席も増えてくることかと思います。
 
今回は健康食品と肝臓の機能について。
 
身体によいとされているサプリメントなどの健康食品ですが、いろいろな有効成分が高濃度に含まれていることもあり、飲みすぎては体によくないこともあります。
 
身体に入ってきた成分の解毒作用を担うのが、沈黙の臓器といわれる肝臓です。
過剰摂取してしまった成分の多くは肝臓で代謝され、体の外に排出されます。
 
さらに、お酒を飲んでいた場合、アルコールの代謝も肝臓の働きによります。
お酒の際の二日酔い防止に、肝臓にいいとされている食品を高濃度に取りすぎると、逆に肝臓に負担をかけてしまうことも。
ウコンやじじみなどの成分が、肝硬変などの肝臓疾患に関与しているなんていう報告もあります。
 
せっかく体のためにと思って摂取しても、逆効果になってはもったいないですよね。
 
お酒も、サプリメントもほどほどにしてけば心身ともに健康効果が期待できるのではないでしょうか。
医食の雑学 ケル子 お酒 サプリ 腎臓 健康

執筆者プロフィール

ケル子

大学卒業後、食品会社に就職。
元々、健康オタクで、職場でも健康食品の研究開発に携わっている。
運動も好きで、“運動したあとに筋肉痛にならない”サプリメントを開発するのが夢。

画面上部に戻る