2024/05/20
【鈴木さやかのアラフォーからのアゲ美容。】今と江戸時代の決定的な美意識の違いとは?アイメイク変遷
現代のアイメイク。
いかに大きく見せるか、パッチリ見せるかが主流です。
でも、「目は大きい方が良い」というのは今の時代の価値観。
江戸時代には「大きな目を細く見せる修正メイク」が存在していました。
浮世絵などの絵においても美人は切れ長に描かれています。
江戸時代に著された美容指南書「都風俗化粧伝」によると、「目は面上(かお)の中央にありて、面上の格好を引き立てる第一のものなれば、りんとつよきがよし。然れども、あまり大き過ぎたるは見苦し」とあります。
目が大きすぎるのは理想ではないと思われていたことが読み取れます。
一方、西洋文化が流入した近代以降は、いかに目を大きくパッチリ見せるかが重要視されるようになりました。
この目を大きくみせる方法もさまざま。
昨今注目を集めているのはミュートアイ。
肌色の延長にあるようなやわらかなベージュトーンの自然なアイシャドウで目に陰影を出していきます。
濃い締め色で目をぱっちり見せるのではなく、透明感のある色、質感を重ね立体感を出す方法です。
目もとを自然に仕上げる分、逆に口紅の色はしっかりと。
脱マスク生活が定着し始めたからこそ、“引き立てアイ”と“主役リップ”のメイクトレンドがしばらく続きそうです。
執筆者プロフィール
鈴木さやか
パーソナルカラー診断講師。東京 銀座パーソナルカラー診断/口紅分析サロンBEAUTY MAP代表。
青山学院大学卒業後、11年間株式会社資生堂にて主に商品開発、マーケティングに従事。独立後, 一人でも多くの女性を色やコスメの力で笑顔にしたいという想いからパーソナルカラー診断サロン「BEAUTY MAP」を設立。
今までに5000人以上のパーソナルカラー診断を行う。資生堂での化粧品開発経験で培った「肌色と色の関係」の知見に基づいた口紅分析、パーソナルカラー診断ができることを強みとする。
2021年より2年間渡欧しヨーロッパにてファッション、西洋文化を学ぶ。現在は日本人だけでなく、英語による接客で世界中の方のパーソナルカラー診断にも携わる。
所有資格 色彩検定 1級/色彩検定 UCアドバイザー/パーソナルカラーアナリスト/48タイプ診断アナリスト/骨格診断ファッションアナリスト/ヘア・メイクアップアドバイザー
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