2026/06/20
《藤田久美子の旅エッセー》レストランのおすすめメニューをGeminiに教えてもらう
旅行の生成AI活用は、旅程の組み立てや交通機関の予約といった旅行代理店的な機能で使うことがまずは推奨される。
AIは人気の観光地やその土地の観光局が行ってほしいと思っている場所を勧めてくる。
データ量が多い場所が上位になってしまうのは致し方ないのだろうが、AIに従うのも癪に障るではないか。
ここでは、もっと自分の都合を反映させた使い方を紹介しようと思う。
たとえば、パリで歩き疲れてふらっと入ったビストロのメニューがフランス語だし手書きの板書だし、ウェイターは英語で対応してくれるが、メニューがまるで読めない…。アスパラガスとサーモンしかわからない。

パリのビストロで板書されていたフランス語のメニュー
まずはGoogleレンズを通して翻訳してみる。
材料はだいぶわかるが、どういう料理なのか、ほとんど見当がつかない…。

Googleレンズで翻訳したメニュー
私のスマートフォンはPixelなので、Googleが開発したGeminiの使い勝手がよい。
Geminiにメニューの写真を読み込ませて解説を依頼する。前菜のひとつめの説明がこれ。
Stracciatella / Tomates Vertes / pickles grains de moutarde
•日本語訳 : ストラッチャテッラ / グリーントマト / マスタードシードのピクルス
•どんな料理?
イタリア産の「ストラッチャテッラ」(ブッラータチーズの中身である、とろとろでクリーミーなフレッシュチーズ)に、さっぱりとした緑のトマトと、プチプチした食感で酸味のあるマスタードシードのピクルスを合わせた、爽やかな一皿です。
日本語対応に設定してあるPixelだから、日本人にわかるように教えてくれる。
ChatGPTでも試してみたが、Geminiのほうが親切だ。

注文して出てきた料理がこれ。たいへん美味でした。
予算や好みを入力すれば、それに合わせたおすすめを提示してもらうことも可能だ。
AIを使えば、アラビア語でもドイツ語でも、読めないメニューも怖くない。実にありがたいことである。
藤田久美子
ライター・エディター・トランスレーター。トレンド誌、ビジネス誌の執筆、編集のほか、IT系を中心に翻訳者として活動。著書に「大事なことはみんなリクルートから教わった」(共著・ソフトバンク文庫)、「松本隆のことばの力」(集英社インターナショナル新書)など。
執筆者プロフィール
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