観劇

2025/05/10

【今日も感劇日和】新キャスト、ブラボー! やっぱり最高!! 『キンキーブーツ』

『Kinky Boots / キンキーブーツ』
RYU 観劇 キンキーブーツ
公式HP

 
この作品を初めて観たのは2014年の韓国初演版。
表面的な派手さとは裏腹の、強いメッセージ性に心打たれたことをよく覚えている。

 
2016年、19年の日本版にも通い、去年は久々の韓国版にも足を運んだくらい大好きな作品。
今回キャストが一新して、どんな世界が広がるのか期待していたが・・・。
とーーーーっても良かった!!

 
新キャスト、素晴らしい(拍手)。
RYU 感劇日和 キンキーブーツ

この日の主要キャストは
・ローラ 松下優也
・チャーリー 有澤樟太郎
・ローレン 田村芽実

実は、1番楽しみにしていた組み合わせ(笑)。



有澤チャーリー、すっごく好き!
表情がとっても豊かで、(体の使い方が上手く)身のこなしが軽やか。
そして、とにかくめっちゃ熱い!
充分な歌唱力を持っていることは知っていたが、「チャーリーって、こんなに歌い上げたっけ?」と感じるほど、思いの丈を歌声にのせていた(拍手)。
ここ数年でめきめき実力をつけ、主演として舞台に立つようになった経験が、遺憾なく発揮されていたな。

 
芽実ちゃんローレン、仕草や表情が可愛いくて、キュートの極み!
コメディエンヌとしてのセンスが、抜群な女優さんだと思った。
「The History of Wrong Guys(エアを吹き付けながら歌う曲)」はチャーミングでリズムの取り方も完璧。聴きごたえありあり。
今まで見てきたローレンの中で1番好きかもしれない、と思うくらい魅了された。

 
そしてそして、この作品の要、ローラ役を演じた松下優也さん!
もう、ブラボー!!、なわけですよ(大拍手)。
髪の毛の1本1本、指の先の先まで魂を吹き込んでいるような役作りに、痺れた。
ここまで作り上げてくるとは。
大胆不敵で怖いものなしに見える一方で、すごく人間味を感じるローラだった。

 
1番刺さったのは、サイモンとして歌う「 Not My Father’s Son」
語るように、切々と心情を込めて歌う声にウルウル。
光と陰を見事に演じ分けていて、キンキーは間違いなく彼の代表作になると思う。

 
RYU ミュージカル キンキーブーツ

平日の夜なのに、劇場の盛り上がりがとんでもないことになっていた!
「違いを恐れず、あなたのままで。」
「あなたが変われば、世界も変わる。」

 
初キンキーだった皆さんにも、そんなメッセージがしっかり届いていたらいいな。
RYU 韓国ミュージカル 観劇 キンキーブーツ

執筆者プロフィール

RYU

なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。

画面上部に戻る