2025/12/12
【毎日がエンタメ】文春砲に直撃されるとこうなる<その3>
<その1>で文春砲に直撃され、<その2>では文春以外の媒体が次から次へと後追い記事を掲載するようになった。
一番神経を使うのはもちろんファン対応だった。

慎重にタイミングを考えて発信しようとしても、新たな報道によってタイミングは失われていく。
それでも報道はやまず、次から次へと新たな記事が掲載される。疲れがピークに達すると…。

状況はどんどん変化し、悪化の一途をたどる。

新情報がなかなか出てこないので、おそらく書く側の記者も困っていたのだろう。
架空の話が出てきたり、「ネット上ではこんな声が多い」と批判コメントばかりを紹介する記事が増えていった。
ときには、まったく関係ない芸能記事に無理やりこじつけられ、名前を出されたことも…。

かなり無理のあるこじつけ方だったが、それでも記事はYahoo!に掲載されていた。
ここまでくると、もう笑うしかない。
この頃になると変化が生じる。

友だちにはダイエットにもなったようだ。
また、“慣れ”とは恐ろしい。

日々、報じられる記事が多すぎて、もはや何がなんだか分からなくなってきた。
この頃になると、そもそも掲載される記事もほとんどフィクションになっていた。
いちいち反論するのも面倒になっていたのだ。
その後、別の事務所の友だちが担当する芸能人のスキャンダルが報じられると…。

気づけば、他社の芸能人に同情する余裕も生まれていた。
文春砲の直撃から数ヶ月。Xや関係者は失ったものも多いが、意図せずしてその名は知れ渡った。不名誉なことだけど。
それでも悪いことばかりじゃない。反論したいこともグッと飲み込んで耐えてきたのだ。
これからはきっと良いこともあるだろう。
そして今も一部の媒体では連日「ないこと、ないこと」を書いている。

<おわり>
*****
にしても、文春砲というのは芸能生命を大きく左右する。不倫報道など報じられた方たちはさぞ大変だっただろうと想像する。
執筆者プロフィール
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児玉愛子(らぶこ)
韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。
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さわ
フリーランスのイラストレーター。海外のガイドブックやコスメ本等を担当。
当サイトのイラストエッセーでは原作者の意向に従い、不本意ながら下手クソに描いてる。
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