2025/05/24
《藤田久美子の旅エッセー》サンフランシスコから車で1時間、見晴らしのよいワイナリー

実り始めた葡萄の実
北半球は、葡萄の花が散って実が付き始める季節である。カリフォルニアの葡萄畑も、一面に青々と葉が茂った葡萄の木に小さな葡萄を見つけることができる。葡萄畑が広がる風景は、新潟あたりの穀倉地帯の田植えが終わった田んぼを思い浮かべてもらうと、それに近いかもしれない。
「霧のサンフランシスコ」と言われるように、サンフランシスコ湾に面した地域には頻繁に霧が発生する。
先頃トランプ大統領が刑務所として再利用したいと発言しニュースになったアルカトラズ島は、サンフランシスコ湾に浮かぶ島である。アル・カポネが収監されていた刑務所として名高いが、様々な映画の舞台になったように脱獄が困難だ。
この湾に流れ込む海流の流れが速いこと、アラスカ方面から流れてくる海流の水温が低いことがその理由として挙げられる。
一方、カリフォルニアの内陸は気温が高くなりやすく、この気温差が低気圧を生み出して霧の発生を促進している。
ゴールデンゲートブリッジの北側のサンパブロ湾も、同じ理由により霧が発生する。この霧と寒暖差が、この地域での葡萄の栽培とワイン造りに好条件となっている。
サンフランシスコの中心地から車で1時間ほど、カリフォルニアワインの生産地域として知られるナパ・ヴァレーやソノマを含むノースコースト地区の入口にヴィアンサは位置している。

ビジターセンターでは、チーズやデリ、キッチン用品などの販売もしている。
ワイナリーからは広々とした葡萄畑を臨むことができるのだが、ここまで見晴らしのよいワイナリーは、ノースコースト地区でも数少ない。

一面に広がるソノマの葡萄畑
また、飲酒が許可される年齢に達していないと入場できないワイナリーも多いのだが、このワイナリーはこどもの入場も可能で、ソフトドリンクや軽食の提供があることも特筆すべき点だろう。
レストランの利用やテイスティングを希望しなければ、予約の必要もない。どこのワイナリーでも、ボトルの購入のためのちょっとしたお味見なら無料で対応してもらえることも覚えておこう。

ターキーサンドイッチは$12。かなりなボリュームなので、2人でおなかいっぱい
「Viansa Winery」 公式HP
藤田久美子
ライター・エディター・トランスレーター。トレンド誌、ビジネス誌の執筆、編集のほか、IT系を中心に翻訳者として活動。著書に「大事なことはみんなリクルートから教わった」(共著・ソフトバンク文庫)、「松本隆のことばの力」(集英社インターナショナル新書)など。
執筆者プロフィール
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