2024/06/05
ネコろんで読む英語コラム (10)ペットの名前
先日公園を散歩していたら「ココちゃん、ダメよ!こっちいらっしゃい」と叫ぶ女性が。
声がした方を見やると小型犬がトテトテと走り回っていて、なんともほのぼのした光景だった。
「ココちゃんってかわいい名前だなぁ、ココ・シャネルから取ったのかな」なんて思いつつ、そういえば最近のペットの名前は昔とはずいぶん変わったような気がして、思わずネットで調べてしまった。
私が子供の頃は、犬の名前というと「ジョン」とか「コロ」とか「シロ」なんかが多かった。なぜジョンなのかはわからないが、わりと一般的だったと思う。
猫の名前も「タマ」「ミケ」「ミー」といった名前が多く、たまに「メリー」とか「リリー」とか付いているとお洒落でハイカラな感じがしたものだった。
今はどうだろうとランキングを見てみると、「ムギ」「ソラ」「レオ」「キナコ」と意外と和風の名前が上位にランクインされている。うちの子はレオで、オスの名前ランキング1位である。
では英語圏ではどうだろうか。
メスのランキングは「Luna」「Lily」「Bella」「Lucy」「Nala」となっている。なんだか、Lが多いような。
そしてオスの方はというと「Oliver」「Milo」「Leo」「Charlie」「Max」と、こちらもLの入った名前が多い。
これは偶然なのかそれとも「猫=L音」のイメージがあるのか。
気になるので犬名ランキングも見てみよう。
メスは「Luna」「Bella」「Daisy」「Maggie」「Willow」、オスは「Max」「Charlie」「Cooper」「Teddy」「Milo」で猫とかぶる名前もあるけれど猫よりバラエティに富んでいるような気もする。
Leoは獅子(ライオン)を意味するのでネコ科の雄のイメージだから、犬に名付けることがないのはわかる。
美女を意味するBellaと月の女神Lunaが犬猫どちらにもランクインしているのは興味深い。
ちなみに我が愛猫Leoも、ライオンのようなモフモフのマフラーが特徴的な猫種だからそう名付けた。獅子のように凛々しい素敵なにゃんこになってね、という思いもある。
もはやペットは我が子同様。私に限らず世の飼い主たちはみな、様々な想いを込めて名付けているのだろう。
執筆者プロフィール
Yumi
English Boot Camp代表。英語発音コーチ、著者。東京在住の大阪人。
2010年に開設した英語学習者向けのYouTubeはチャンネル登録者数が19万人を超える。
小学生の時にゴダイゴのタケカワユキヒデのファンになり英語に興味を持つ。
思春期は洋楽(ロック)とアメリカ文化に傾倒し、いつしか英語を教えるように。
著書に『ネコろんで学べる英語発音の本』がある。タイトルからもわかるように大の愛猫家。
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