まだ日本に住んでいた頃、当時、台湾に留学中の友人を訪ねたときの話。
 
観光して食べて飲んで、夜はクラブも行って…と、若者らしく朝方まで遊んだあと、友人の友人（台湾人）が一言。
「涼麵、食べたい！」
日本人が飲んだあとに「ラーメン食べたい！」というノリとまったく同じだった。
 
ついて行くと、午前5時だというのにお店は開いていて、ほぼ満席だった。

 
そのときに行ったのが、こちらのお店。

24時間営業の老舗「福德涼麵」

 

炸醬涼麵（小）／55元（254円）、三合一湯 55元（254円）
 
写真は炸醬涼麺だけれど、普通の涼麺のほうが美味しい。



当時はどちらかというと三合一湯のほうに衝撃を受けた。
貢丸という、旨みたっぷりのプリプリ食感の肉団子に、溶き卵の入った甘めの味噌汁。
疲れた体に優しく染み渡り、一気に台湾味噌汁の虜になった。
 
涼麺のほうはニンニクの効いたゴマダレがかかった麺と、爽やかなキュウリのトッピングが相性抜群で箸が止まらない！
 
涼麺と味噌汁。
台湾人に言わせると、この組み合わせは絶対なんだとか。
「たしかにこれは飲んだあとに食べたくなるわー」と、日本に帰ってからも涼麺と味噌汁のセットが恋しくなった。
 
そして台湾に住み始めて数年後、とある市場で衝撃的な涼麺と出会うこととなった…。
 
＜つづく＞
 
■福德涼麵
台北市中山區興安街76號＜地図＞
（MRT「南京復興駅」か「中山國中駅」から徒歩10分）
24時間営業（※火曜日定休）
 
※文中の商品価格とレートは購入当時のものになります。