海外エンタメ

2025/03/20

ネコろんで読む英語コラム (41)もしかして兄よりも弟のほうが大成する!? ハリウッド映画で思うこと

アカデミー賞の授賞式を見ていたら、キーラン・カルキンが助演男優賞を受賞していた。
 
リアル・ペイン~心の旅~』(原題:『A Real Pain』)という映画で主人公の従弟役を演じたキーランは、あのマコーレー・カルキンの弟である。
 
ネコろんで読む英語コラム 明場由美子 リアル・ペイン

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マコーレー・カルキンといえば『ホーム・アローン』で一躍世界的なスター子役となり、その後いろいろあって一時は薬物中毒で再起不能とまでいわれるほど落ちぶれてしまったのは知る人の多いところだろう。
今は復活しているようだが、あの頃の華々しい活躍ぶりと比べると極めて地味な感じになってしまっている。



そこでふと思い出したのがホアキン・フェニックスである。
彼もまた、『スタンド・バイ・ミー』で有名になったリバー・フェニックスの弟としてデビュー、紆余曲折したのち『ジョーカー』でオスカーを手にした。
名声を手に入れたホアキンとは対照的に、兄のリバーはオーバードーズで早逝してしまった。私はリバーの大ファンだったので、早すぎる死に非常にショックを受けたことを覚えている。
 
キーランもホアキンも兄より大成しているのを見ると、芸能の世界は弟妹の方が成功しやすいのかもしれない。
よくスポーツ選手は弟妹のほうが兄姉よりも優秀だといわれるが、それは兄や姉が先に始めたのを見て必死で追いつこうとするからだという。芸能の世界もひょっとして同じなのかもしれない。
 
まあ、たった2組の例だけで決めつけてしまうのは早計かもしれないが。

執筆者プロフィール

Yumi

English Boot Camp代表。英語発音コーチ、著者。東京在住の大阪人。
2010年に開設した英語学習者向けのYouTubeはチャンネル登録者数が19万人を超える。
小学生の時にゴダイゴのタケカワユキヒデのファンになり英語に興味を持つ。
思春期は洋楽(ロック)とアメリカ文化に傾倒し、いつしか英語を教えるように。
著書に『ネコろんで学べる英語発音の本』がある。タイトルからもわかるように大の愛猫家。

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