2025/06/12
【毎日がエンタメ】コラム #14 韓国発の19禁エロティック・サスペンス『秘顔-ひがん-』
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公開日:2025年6月20日(金)
秘顔-ひがん-
将来有望な指揮者ソンジン(ソン・スンホン)。
彼はオーケストラのチェリストでもある婚約者スヨン(チョ・ヨジョン)と結婚を控えていたが、スヨンがビデオメッセージだけを残して失踪してしまう。
喪失感に苦しむ中、ソンジンは公演のためにチェリスト代理のミジュ(パク・ジヒョン)と面接。
スヨンの代わりはいないと思っていたが、言葉にしがたいミジュの魅力にたちまち惹かれていくのだった。
大雨の夜、ソンジンとミジュは、スヨンのいない寝室で許されない過ちを犯す。
ところが、欲望のままに求め合う2人の様子を、失踪したはずのスヨンがすぐ<そこ>から覗いていた―
*****
韓国では19歳未満鑑賞禁止のR指定作品にもかかわらず、101万人を動員するほどのヒットを記録した。
コロンビア・スペイン映画の『ヒドゥン・フェイス』(邦題は『密室の女 奪われた情事』)の韓国版リメイクというけれど、設定こそ同じでも中盤からの流れがまったくの別モノ。
韓国版は少しずつ秘密が明かされ、予想外の展開になっていく。
すごいのは本作のキム・デウ監督。過去作の『情愛中毒』ほか、どれもR指定作品になっている。
ソン・スンホンは『情愛中毒』に続いて再びヌードを披露。監督への信頼もあって出演を決めたというが…。
過去にヘアヌード写真集で数多くの女優を脱がせてきた“脱がせ屋”の故・高須基仁さんとキム・デウ監督に同じニオイを感じずにはいられない。
ちなみに、『密室の女 奪われた情事』は今日現在、Amazonプライムでも配信されている。
執筆者プロフィール
児玉愛子(らぶこ)
韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。
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