日常

2024/12/31

【毎日がエンタメ】自分の人生に訪れた最大の危機<後編>

前回からの続き>
 
ランチ会の直後、お腹が痛くなった。
外であれほどの腹痛に襲われたのは初めてかもしれない。
 
ホントにダメだと諦めかけたとき、目の前に駐車場があることに気づいた。
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漏らして下着や洋服が汚れたら、電車に乗って帰宅することもできない。タクシーに乗ることも躊躇してしまう。その前に乗車拒否される!?
 
また、車の陰で自分の意思でしたとしてもトイレットペーパーがないのだから、ニオイは残るだろう。
服は汚さないで済むかもしれないが、駐車場に残したウンチを清掃しなければならない。



漏らしそうになった瞬間、目に飛び込んできたのは不動産屋さんだった。
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たぶん、このときの私の表情と挙動不審な雰囲気で、中にいた社員の方たちも逼迫した状況を察知したのだろう。社内は緊張に包まれた。

 
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便座に座った瞬間、まるでダムの放流のように我慢していたものがすべて出た。
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おそらく間一髪のタイミングだったと思う。
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震えと鳥肌の正体は分からないが、もし社員の方が少しでも躊躇していたなら、私はこの会社で漏らしていただろう。それは間違いない。
そう思うと、感謝しかなかった。

 
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それから数日間、考えた。
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翌週、菓子折り持ってご挨拶に伺ったところ…
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その対応に驚いた。
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いやー、本当に心が洗われる思いがした。
ありがとうございました。『センチュリー21』の社員様。

 
*****
ちなみに、あとで分かったことだけど、私が気づいていなかっただけで駅にもトイレはあった。
あまりにも焦っていて見逃したんだと思う。
 
てか、こうなる前にさっさとトイレに行けよ!って話。
一年の最後にこんな汚いネタでスミマセン。
けど“運”がついたってことで。

執筆者プロフィール

児玉愛子(らぶこ)

           

韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。

さわ

           

フリーランスのイラストレーター。海外のガイドブックやコスメ本等を担当。
当サイトのイラストエッセーでは原作者の意向に従い、不本意ながら下手クソに描いてる。

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