2025/04/17
やはり、祭りが始まってしまった~! ミュージカル『フランケンシュタイン 』
ミュージカル『フランケンシュタイン』
公式HP
初日に行ってきました!!
5年ぶりの上演。今回はとても冷静に初日を迎えました。
手持ちのチケットも少なかったし・・・、たぶん、去年の夏に韓国版にどっぷり浸ったせいです(笑)。
日本版を一体どう受け取るのだろうかと、期待と不安が入り混じって迎えた当日。
幕が上がり、「雷の音、小さっ!」と思ったけれど・・・、
和樹怪物のベットから転がり落ちたあとの、体痛めないかと心配になるくらいによ~く動く身体表現に、目を見張り・・・。
子ども時代の回想シーン、「諸々を省略しすぎじゃん!」と憤慨しつつも・・・、
子どもビクターの歌と演技の素晴らしさに心を鷲掴みにされ・・・。
実験室、「相変わらずショボい~」と思いながら・・・、
アッキーが歌う「生命創造偉大な生命創造の歴史が始まる」に魂持っていかれ・・・。
和樹怪物とカトリーヌの交流に心和みながらも・・・、
韓国版のウンテさんの「俺は怪物」が聴きたくてたまらなくなり・・・。
というように、韓国版と日本版、それぞれの良さをイロイロと感じた初日でした!
本日1番心を掴まれたのは、子どもビクターを演じた鈴木流音くん。
いやいや、素晴らしい逸材です。
言葉が明瞭で、歌も演技も申し分なく、不適な笑みまで浮かべちゃって、大人ビクターとしっかりリンクしてるんです。
観国と日本で観てきて、こんなに上手い子どもビクターは初めて!
ちなみに、子どもジュリアを演じた森川みなもさんも、とってもお上手でした。
今回の新キャスト、エレン&エヴァの朝夏まなとさんと、ジュリア&カトリーヌの花乃まりあさん。
お2人も、ピッタリ役にハマっていました。
まぁ様は、もともと演技がお上手な方。お姉ちゃんの包容力をきっちり感じさせてくれました。
驚いたのは2幕のエヴァ。
あの難しい歌をしっかりこなし、「嫌な女」の塩梅が絶妙で、韓国のエヴァよりも好みでした(笑)。
花乃ジュリアは清楚で品があって歌声も美しく、文句なし!
地声で表現するカトリーヌは、ちょっと一本調子に感じるところもあったけど、これから変化していくことでしょう。
エンターテイメント性の強い韓国版と、演劇的要素がより強いと感じる日本版。
今日は2階からの観劇でしたが、照明の使い分けが素晴らしく、舞台装置の物足りなさを補っていました。
日本にもフランケンマニアはたくさんいるので、三演を待ちに待っていたファンのカテコでの盛り上がりがすごかったです!!
熱い熱い満員の客席でした。
今回の新ペア、小林亮太さん(ビクター)、島 太星さん(アンリ)の評判もすこぶる良くて、後日お目にかかるのがとっても楽しみになりました!!
ということで・・・、予想外の『フランケン祭り』が始まってしまいました(笑)。
東京公演は29日までです!
執筆者プロフィール
RYU
なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。
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