観劇

2024/01/02

【今日も感劇日和】帰ってきた『WICKED ウィキッド』

2023年に再演された作品の中で、1番心躍ったのは

 
『WICKED  ウィキッド』
ミュージカル WICKED ウィキッド 劇団四季 RYU 観劇

ずーっと待ち望んでいた作品だったからです。

 
10月19日の初日は抽選販売だったので、「まぁ、当たるわけないな」と、軽い気持ちで応募したら、まさかの当選!
席なんてどこでもよかったのですが、これまたまさかの最前列(下手)という、なんだか盆と正月がいっぺんに来たような気分になりました(笑)

 
四季での公演は、10年ぶり。
10年前の2013~14年シーズンが私の初ウィキッドで、ちょうど韓国初演のウィキッドも同時期に上演されていて、この作品にどっぷりハマった私は、ほぼ1年間、日韓でウィキッドを観まくったのでした(笑)

 
そんな待ちに待った『ウィキッド』。
胸一杯の初日となりました。
最前列とわかった時には、「前すぎるー!」と思いましたが、ものすごい臨場感と、キャストの方の豊かな表情や息遣いに胸高鳴る、貴重な演劇体験をさせてもらいました。
 
この作品には、様々なメッセージが込められていますが、この10年間で社会が大きく変化し、以前とは刺さり方が変わり、より心の奥底に染み込んでくるという・・・・ホントに深い物語です。
 
作品の持つ力を具現化するキャストのみなさん、素晴らしかったぁ~。
このレベルの高いパフォーマンスだからこそ生まれる感動なんだよなぁ、と思った次第です。



グリンダの真瀬はるかさん。
そう、あの『エリザベート』で誰もが「あなたがシシィをやって!」と思った、元宝塚の真瀬さん。
以前は客演で、四季の『CATS』に出演されていましたが、四季に正式入団をして、『劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバー コンサート~アンマスクド~』で、そのポテンシャルの高さを再認識。
その後オーディションで「グリンダ抜擢!」と決まった時から楽しみにしていました。
まさか初日にお目にかかれるとは!

 
真瀬さんグリンダ、もちろんキラキラしていましたが、過去1番に人間味のあるグリンダでもあり、演技の上手さも相まって、とても感情移入ができました。
♪Defying Gravityは、本編ではグリンダも歌うパートがかなりあるのですが、今回初めてグリンダパートで涙が溢れてしまいましたもの。
グリンダの歌は、どの曲も高音パートが多いのですが、見事に歌い上げてもいたし。
四季に入って下さって本当に良かったなぁ、と実感。

 
エルファバ役の三井莉穂さんも、ブラボー!!
いくつかの作品でお目にかかっていたので、歌の上手さは充分わかっていましたが、演技もナチュラルで惹きつけられました。
1幕、「肌は緑で、怒ると魔法を使えちゃうけど、それ以外はフツーの年頃の女の子」と感じさせてくれる自然な雰囲気が、とても新鮮でした。
オズの魔法使いとの出会い、正義感全開て歌う♪Defying Gravity
完璧でした!

クライマックスのリアルな表情と歌声に撃ち抜かれ、歌い終わって暗転した瞬間、涙がドバー!
しばらく動けませんでした。
館内の盛り上がり&歓声もすごかったです。
幕間、涙ぐむ人多数。席に座ったまま号泣している女性も。
こんな光景、初めてでした。

 
幕が上がってしばらくは「やっぱり生オケがいいな。」とも思いましたが、途中から物語に入り込み、全く気にならなくなりました(笑)

 
カテコで登場したグリンダとエルファバのお2人、つないだ手をギュッとしたところ、しっかり目に焼き付けました。
安堵と笑顔の表情に、初日ならではだなぁ、って。
客席の盛り上がりも、すごかったー!

 
パンフレット買わないつもりだったのに、幕間に手が出てしまった。
クラフトビールも一緒に(笑)
可愛いグッズもたくさんありました!

 
ミュージカル WICKED ウィキッド 劇団四季

チケットは、3ヶ月間の全日程、即日完売となりましたが、チケ取り頑張ったので、「月1ウィキッド」を楽しんでいましたが、残りあと1回となってしまいました(涙)

大阪遠征、やってしまいそうです(笑)

執筆者プロフィール

RYU

なんの肩書きもない観劇オタク。
2010年のクリスマスに韓国・ソウルで出会ったチョ・スンウによる『ジキル&ハイド』に衝撃を受けて以来、韓国ミュージカルの沼にハマる。
2011年以降、日本と韓国での劇場通いが始まり、ブログ(現在休眠中)やインスタに観劇記録をUPしている。
好きな俳優はチョ・スンウ、ホン・グァンホ、マイケル・K・リー、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、中川晃教、成河など、数えきれない。

画面上部に戻る