2026/02/01
【毎日がエンタメ】たぶん世界で一番自分を褒めてくれる場所
韓国ソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)に外国人観光客から人気のメガネ店がある。
過去にここで2回、買い物をして私は気づいた。
他店にはないぐらいの褒め言葉を並べることに。
まず、店員さんから必ず聞かれるのが年齢だ。
ここで実年齢でもいいし、少しサバを読んで5歳ぐらい若く申告してみよう。なんなら10歳ぐらい若い年齢でもいいかもしれない。
店員の反応は目に見えている。

これは私だけでなく、他の客にも言っている。
日本以外の外国人観光客に対してはどうか分からないが、少なくともこのフレーズで日本人はグッと心を掴まれる。どうやら、そう思われているようだ。
そこからは褒め殺しが始まる。私が過去に言われた言葉としては…

店員さんたちの褒め言葉が飛び交う中、「顔の汚い人にこのメガネは似合いません」(←ひどい 笑)とまで言っていた。
男性客に対しても決まり文句があるようだ。
どう見ても社長さんには見えない人に「社長の顔が整っている」とか「雰囲気にこの眼鏡がピッタリ」とか。

絶対に引かない。↑こんなふうに畳み掛ける。
この作戦は意外と効果があるようで、店員さんから“マダム”と呼ばれていた日本人女性はメガネのほかにサングラスまで買うことに。
かなりド派手なグラサンだったが…。

見ていると、この店は客を気持ちよく喜ばせて、しかも商品も売れているのだ。
お互いにとってWin-Winの関係性にも見える。
正直、「どう見ても実年齢どおりだろ」と思える客や、「華やかというよりは派手なだけ」の日本人客は騙されている感も否めないが、言われているほうは嬉しそうだ。
ここでは誰も傷ついていない。
これが数十万円もする商品でローンを組まされたなら問題だが、メガネは必需品に違いないし、平均価格は数千円だ。
その数千円を惜しむような人なら、ここには買い物に来ないだろう。
きっと今日も店員たちは、多くの日本人観光客を喜ばせているに違いない。
*****
明洞の『KAIST / カイスト』

ほかの眼鏡店だとここまで褒めてもらえないから、心なしか物足りなく思える。←感覚がおかしくなってるw
執筆者プロフィール
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児玉愛子(らぶこ)
韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、単行本、ガイドブック等の企画から取材、執筆を行う。
メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係やエンタメコラムを寄稿する韓国ウオッチャー。
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さわ
フリーランスのイラストレーター。海外のガイドブックやコスメ本等を担当。
当サイトのイラストエッセーでは原作者の意向に従い、不本意ながら下手クソに描いてる。
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