2024/11/14
【ジェリー・ヤンの世界撮りっぷ】仏パリにありながら、まるでロンドンのソーホーみたいな場所に愛着
友だちの多くは、僕がロンドン好きじゃないことを知ってる。
実際、「大嫌い」って言ったほうが合ってるかも。
パリに住んで12年の間に、僕が知り合った人たちは大抵、ロンドンかパリのどちらかを愛していた。両方が好きだって言う人はほとんどいない。
『二都物語』の中でチャールズ・ディケンズが描いたこの2つの首都には根本的な違いがある。
だから、同時に両方を愛するのはトンチンカンと思われるレベルかもしれない。
とはいえ、サンジェルマン・デ・プレにある小さな通り「rue des Canette(カネット通り)」はパリで一番好きな場所の一つなんだ。
実はちょっとロンドンを思い出させるところもでもある。
そこにはまだビールの醸造所が残っていて、向かいにはアイルランドのスポーツバーがあるんだ。
「シックス・ネイションズ」という6カ国対抗ラグビーの試合中になると、この通りはまるでロンドンのソーホーみたいだ。酔っぱらった観光客たちが、ビール片手にテレビに向かって叫んで賑やかだから。
実際、この通りの名前は「ビール瓶の通り」って意味なんだ。
ロンドンとその飲み文化をどれだけ嫌いでも、この通りだけはなぜか愛着がある。
ここでいい写真も何枚か撮ったことがあるんだ。

©Jerry Yang
プロフィール
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Jerry Yang(ジェリー・ヤン)
フランス・パリを拠点とするベンチャーキャピタル投資会社「HCVC」のゼネラル・パートナー。
台湾の高雄で生まれ育ち、起業家として台湾からシリコンバレーへ。渡仏した後、ベンチャー投資を行う。
趣味で世界各地を旅行し、撮影した写真が「ニューヨーク・タイムズ」に掲載されたこともある。
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