2024/09/28
【ジェリー・ヤンの世界撮りっぷ】パリジャンたちが一番好きな季節は?
パリに秋がやってきた。
今年のパリの夏はとても短かった。
7月のほとんどがとても涼しくて、朝オフィスに行くときは薄手のジャケットを着ないといけなかった。
気温が上がり始めたのはオリンピックの少し前になってから。
8月の初め、東京に出発する頃のパリは完全に夏だった。オリンピックの試合をテレビで見ていても、そんな感じだった。
でも8月の終わりにパリに戻ると、すでに気温が下がり始めていた。
©Jerry Yang
9月の第2週には、街全体がひんやりとしてきて、人々は厚手のジャケットを着て通勤するようになった。もう夏が終わったことは間違いない。
街路や公園に落ちる紅葉、冷たい空気、通りの角から漂う焼きたてのバゲットの香り、そして午後遅くに差し込む黄金色の陽射し。
実際、秋のパリを愛している人も多い。僕もパリの秋が大好きだ。
秋はパリジャンたちが一番リラックスしている季節でもある。
避暑地に行くのが当然の夏休みのようなプレッシャーもないし、冬や春のように10人家族でスキー旅行に行くようなストレスもない。リゾート地のアパートで1日3食10人分の料理を作る必要もない。
秋には多くの食材や果物が旬を迎える。
例えば、キノコやジビエなんかがそうだ。美食家たちは1年中、この季節を待っている。
秋になると彼らの顔には笑顔が広がる。すべてが穏やかで、みんなが幸せそうに見えるんだ。
プロフィール
Jerry Yang(ジェリー・ヤン)
フランス・パリを拠点とするベンチャーキャピタル投資会社「HCVC」のゼネラル・パートナー。
台湾の高雄で生まれ育ち、起業家として台湾からシリコンバレーへ。渡仏した後、ベンチャー投資を行う。
趣味で世界各地を旅行し、撮影した写真が「ニューヨーク・タイムズ」に掲載されたこともある。
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