2024/12/04
ネコろんで読む英語コラム (33)毎月27日は“ツナの日”だけど発音は“チュナの日”?
子供の頃、英語といえばアメリカの言葉だと思い込んでいた。
70年の日本はアメリカ文化の影響が色濃かった。
コカ・コーラなどの炭酸飲料水に始まりマクドナルドやケンタッキーフライドチキンといったファストフード店が都市部にできはじめ、テレビをつければハリウッドスターがCMに出ていた。
実際、学校で習う英語もアメリカ英語を基本としている。
色を表すcolorの綴りはアメリカ流。イギリス英語だとcolourになる。
ちなみに今この原稿をワードで打っているが、ワードの校閲機能のデフォルトは米語のため「colour」の下に赤線、つまりスペリングが間違っていますよという警告が出る。マイクロソフトはアメリカ企業なので当然といえば当然なのだが。
イギリス英語とアメリカ英語の違いに気が付いたのは高校生のときだった。
お鮨の話題でまぐろのことを「チュナ」と言っている人がいて、一瞬何のことかわからなかった。
しばらくしてそれが「tuna」のことだと知ったときの衝撃といったら!
そう、tuはアメリカ英語ではトゥと発音するがイギリス英語ではチュになるのだ。同様に、duもデュではなくジュ。
ベストヒットUSAだったかMTVジャパンだったか、ゲストにイギリスの人気グループDuran Duranが登場したときのこと。
開口一番「ウィーアー ジュランジュラ~ン」と言っていて、これまた衝撃だった。
そうか、本国ではデュラン・デュランではなくジュラン・ジュランなのか。
英語って奥深い。だからやめられない。
執筆者プロフィール
Yumi
English Boot Camp代表。英語発音コーチ、著者。東京在住の大阪人。
2010年に開設した英語学習者向けのYouTubeはチャンネル登録者数が19万人を超える。
小学生の時にゴダイゴのタケカワユキヒデのファンになり英語に興味を持つ。
思春期は洋楽(ロック)とアメリカ文化に傾倒し、いつしか英語を教えるように。
著書に『ネコろんで学べる英語発音の本』がある。タイトルからもわかるように大の愛猫家。
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