音楽ほか

2025/04/01

ネコろんで読む英語コラム (42)桜の季節に気づいた『チェリーブラッサム』の歌詞の意味

明場由美子 英語コラム 桜
 
桜が咲き始めると「ああ、これでやっと花粉症ともおさらばだわ」とホッとする。
 
私は子供の頃から副鼻腔炎に悩まされていて、思春期あたりから花粉症も始まった。いつも大体2~3月がピークで、桜の季節になると徐々におさまっていく。
 
桜は英語で「cherry blossom」。
この単語を覚えたのは松田聖子の歌がきっかけだった。「何もかも~目覚めてく~新しい~わたし~」という出だしの歌で、タイトルはカタカナで『チェリーブラッサム』だったが、歌詞の中にチェリーのチェの字も桜のサの字も出てこない。
新たな恋に目覚める少女の心を歌ったもので、それを咲き始めの桜に例えた素敵な歌なのだ。



桜は日本特有の花で、これをモチーフにした歌は洋楽ではほとんど聞かないが、一つだけ思いつくものがある。
女性グループ「The Runaways」が歌っていた『Cherry Bomb』だ。
 
直訳すれば“サクランボ爆弾”で、ランナウェイズのアルバム『悩殺爆弾~禁断のロックン・ロール・クイーン』の中のシングルカットである。
いろいろとツッコミどころ満載なタイトルだが(笑)、70年代の女性バンドはこういう煽情的な売り出し方をしていたのだろう。
 
チェリーといえば「桜」、桜といえば「春」、そして春といえば「別れと出会い」みたいな日本人のノスタルジーとは違い、cherryイコール“処女”とか“新品”といった意味を持つ英語の世界では性的な意味合いで使われることが多い。
 
と、ここまで書いて、聖子ちゃんの『チェリーブラッサム』も恋を知り始めの処女ということでcherryをかけているのかもしれないと、今さらながらに気がついた。昔の作詞家ってすごい。

執筆者プロフィール

Yumi

English Boot Camp代表。英語発音コーチ、著者。東京在住の大阪人。
2010年に開設した英語学習者向けのYouTubeはチャンネル登録者数が19万人を超える。
小学生の時にゴダイゴのタケカワユキヒデのファンになり英語に興味を持つ。
思春期は洋楽(ロック)とアメリカ文化に傾倒し、いつしか英語を教えるように。
著書に『ネコろんで学べる英語発音の本』がある。タイトルからもわかるように大の愛猫家。

画面上部に戻る